幼稚園だより(月報) 2017年4月
伊集院幼稚園 園長 美園実保
ご入園、ご進級おめでとうございます。
菜の花が、春風に揺れて太陽の光を浴びていますが、まだまだ肌寒く、暖房器具からなかなか離れることができず、春の装いも用心してしまいます。『桜の花も同じような気持ちで、過ごしているのかしら?』と桜の枝を見つめつつ思うことでした。たくさんのつぼみが競い合うように咲く今年の満開はもうすぐ…楽しみですね。
いよいよ、新しい2017年度、新しい4月のスタートです。
初めての子どもたち、保護者との出会いがはじまります。どうぞよろしくお願いします。そして、2017年度ならではのことといえば、新入園児はもちろんのこと在園児も、保育者も新園舎とのお付き合いのスタートです。10月から始まった工事も、4月から2期工事に入り、秋までの完成に向けての折り返し地点となりました。
2期工事に伴い、まだまだたくさんのご迷惑とご不便をおかけいたしますが、どうぞご協力をよろしくお願いします。
特に、園舎工事に関しましては、子どもの安全第一で教職員一同、知恵を出し合いながら歩んでまいります。
未完成ではあるものの、新しい器に今年度の子どもたちと入ることが許された私たちです。今までもこれからも変わることのないイエスさまの幼稚園として、一緒に祈る中でイエスさまと出会っていきます。そして、見えないものに目を注ぎ、子どもたち、保護者の皆様、教職員、教会の皆様も神さまから愛されて、この場所に集まります。この4月に子どもたちと歌うさんびかのひとつです。
ひとりひとりの名をよんで
あいしてくださるイエスさま
どんなにちいさなわたしでも
おぼえてくださるイエスさま
子どもたちと心をこめて歌いたいと思います。
まず、私たち周りの大人が神さまから愛されていることを覚えて、子どものそのままの姿を愛し、受けとめていきましょう。楽しみです。
聖句「あなたがたに平和があるように」
伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一
「ドキドキドキ」子どもたちの心の音が聞こえてきます。新入園児にとっては初めての幼稚園、在園児にとっても新しいお友達、先生との出会い。迎える先生たちもドキドキしています。でもひょっとしたら一番ドキドキしているのは「我が子は大丈夫かしら?」と送り出す保護者のみなさんかもしれません。新しいことの始まりには不安がつきものです。我が家も長男が大学に進学し、初めての一人暮らしを始めました。「寂しくないかな?食事はちゃんとするかな?寝坊しないかな?」親としての心配は尽きません。
伊集院幼稚園は今から83年前にキリスト教会の祈りによって始められた幼稚園です。その保育の中心には聖書の教えがあります。神様がどのくらい私たちのことを愛してくださっているのかを記した書物が聖書です。聖書の中には数々の素晴らしい言葉がありますが、その言葉によって多くの人々が慰められ、励ましを受け、希望を与えられてきました。
今から約2000年前、神様は全ての人の救い主としてイエス様を人間の姿にして送られました。そのイエス様は多くの人に出会い(特に弱さを抱えている人に)、愛の言葉をかけ、病を癒し、共に生きられました。しかしイエス様のあまりの人気ぶりに危機感を感じた当時の権力者たちによってイエス様は十字架に架けられ、殺されてしまいます。イエス様に従っていた弟子たちは、次に殺されるのは自分たちかもしれないとドキドキしながら一つの部屋にしっかりと鍵をかけて閉じこもっていました。そんな弟子の前に復活したイエス様が現れて言うのです。「あなたがたに平和があるように。」ずっと怖い思いをして、気持ちがふさがっていた弟子たちはホッとしました。そして心開かれワクワクし、部屋から出てイエス様のことを伝える人になっていったのです。
新しいことはドキドキもしますがワクワクもします。最初はお母さんと離れられずに泣いていた子どもでも、しばらくすると楽しそうなこと、面白そうなことを見つけてワクワク遊びだします。このドキドキとワクワクが子どもを大きくします。そしてイエス様の幼稚園である伊集院幼稚園はいつもイエス様の「あなたがたに平和があるように。大丈夫だよ。」という言葉を受けています。子どもも大人もみんなイエス様の大きな腕の中です。だから安心して、新しい一歩を踏み出してみましょう。
マナタイム・オリーブの会のご案内
伊集院幼稚園教諭 麦野節子
せつこせんせいと一緒に!
マナタイム
子どもさんの毎月の聖句を一緒に楽しく学びます。
第1回 4月18日10時〜
オリーブの会
じいじとばあばで、お孫さんの毎月の聖句を
中心において、おしゃべりタイム
第1回 4月25日10時〜