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幼稚園だより(月報) 2016年10月


10月
今月の主題「試行錯誤」

伊集院幼稚園 園長 美園実保

 朝、元気に登園してくる白帽子の男の子。
おはようを言う前に「先生、海に行こう。」
私が、ポカーンとしていると、すかさず、「先生、早く!海に行くよ。裸足になってー」と。「はい!」と返事すると、納得の笑みで園庭を駆け出し、砂場へ直行。そうです。昨日の砂場遊びを思い出し、きっと朝のバスの中でも心に決めて朝一番の遊びを意欲的に楽しみにしていたのでしょう。
私は、とても感動しました。そしてこの幼児期の自ら起こして行く行動が自由あそびの中で、保障され、保育者とその思いが分かち合えることの大切さも学ばされました。この砂場の海つくりを「海に行こう」って言葉を使って誘ってくれたこと。幼児期ならではです。
砂場では、とても面白い場面がたくさんあります。山つくりと川つくりが始まるとどこからか、異年齢と異クラスが集まり、「手伝ってあげようか?」「水汲みしてあげようか?」とお友だちの遊びに近づいてきます。砂と水と砂場道具を組み合わせ、見たり、真似したり、試したりの始まりです。年長さんの考える山からトンネルつくりダムつくりは、技術とチームワークと体力が要ります。ああでもない、こうでもないと試行錯誤、そこへ白帽子の水が入って来たかと思えば、別な子は堤防作りから入って大騒ぎ。海がいつの間にか温泉足湯になりその足湯の水(泥水)がある子にとっては、誰もが経験ある湯上がりの美味しい飲み物コーナーと化しています。刻々と遊びがつながったり、ぶつかる中で新しい遊びが創造されていきます。子どもの創造力は素晴らしいですね。
光の子大会に向けても、体育あそびはそれぞれの挑戦でしょう。
私たち教職員は、「どの子も神様から素晴らしい力(プレゼント)をいただいている」ということを共通認識として持っています。そして、伊集院幼稚園の光の子大会は、真ん中の子どもと保護者、サポートする保育者、そして見守るギャラリーも一緒に楽しむ一日です。肩の力を楽にして、今の子どもたちをそのままうけとめていきましょう。神様から頂いた子どもたちのおかげで私たちが、楽しむことができるのですから。

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聖句「あなたがたは地の塩である。」(マタイ 5:13)

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 夏休みに神奈川からやってきた友人家族を唐船峡のそうめん流しに案内しました。丸いテーブルをくるくる回るそうめんに子どもたちは大喜び。鹿児島の者にとってはおなじみの回転するそうめんですが、他県の方にとっては珍しいようでそうめん流しは喜ばれます。子どもの頃からそうめん流しで私が一番好きなメニューは、マスの塩焼きです。絶妙の焼き加減でホクホクと柔らかい白身は絶品です。そしてまぶしてある塩加減も絶妙!辛過ぎず、薄すぎず、ちょうど良い塩加減が素材の味を引き立てます。鹿児島は地鶏も美味しいですが、焼き鳥の塩もやはり大好物です。塩というのは素材に振り掛けられた時にその役割を最大に果たします。また塩には腐敗を防ぐ役割もありますから、冷蔵庫が無い時代は肉や魚を塩漬けにして長期保存できるようにしたそうです。先人の知恵です。
 イエス・キリストは弟子たちに向かってこう言いました。「あなたがたは地の塩である」この箇所はよく「教会(弟子たち)は世の腐敗を防ぐ塩の役割を果たすために、世の中の動きに目をこらし、おかしいことがある場合には声をあげなさい」というふうに解釈されます。しかしここでイエスは「塩でありなさい」と言うのではなく「塩である」と言っているのです。それは既にそうなのだ、ということです。つまり塩となるように努力するのではなく、既に塩なのだからその存在そのものが尊いし、その尊さに気付きなさい、と言っているのです。
 日本の子どもの自己肯定感は諸外国の子どもに比べてかなり低いことが調査で分かっています。例えば「自分自身に満足している」という問いにアメリカやドイツなど欧米の子どもたちは80%以上が「Yes」と答えているのに対し日本の子どもは46%に過ぎません。これは「褒めて」育てる欧米と「叱って」育てる日本との育児観の違いが大きいのでしょう。子どもは存在そのものが尊いのです。どんな子でも塩である良さを持っています。そして子どもの頃はその良さを自分で気づくことは難しいですから大人が見つけて褒めることで、子どもの良さを知らせる必要があります。また同時に私たち大人も神様によって「良し」とされた尊い存在です。自分の子どもにはどんな塩があるか、そして自分の塩はどんなか探してみませんか?

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”マナ タイム”通信(7)

伊集院幼稚園教諭 麦野節子

 

祖父母とは誠にありがたい存在です。
出産の手伝い、緊急時の手助け、孫のお世話など若い親たちに新たなエネルギーを与えてくれます。

お互いに、良い関係を築くために次の点に気をつけましょう。

 1、あずけた場合、お迎えの時刻を守りましょう。
   (祖父母にも都合があります)
 2、食べさせたくないもの(ガム、チョコ、キャンディー)
   アレルギー食などを伝えておきましょう。
   (つい甘いものを食べさせたくなります)
 3、「ありがとう」の言葉を忘れないでね!
   (年を取っての孫守りは、結構きついもの。感謝の一言を)
 4、写真、でんわ等、頻繁に送りましょう。
   (孫の成長は実に楽しみです))
10月のテーマは、「夫と妻」です。
(6火・20火、午前10時・光が丘チャペル)
みなさまのご参加をお待ちしています。

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