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幼稚園だより(月報) 2016年1月


1月
聖句:マタイによる福音書 22章37節

伊集院キリスト教会 牧師・園長 麦野達一

「心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。」

 明けましておめでとうございます。年末年始は家族で過ごすことが多いですね。それぞれの家庭で新年のご挨拶があり、おじいちゃん、おばあちゃんと食事をしたり、お年玉をもらったりと子どもたちにとっては嬉しく、楽しいときを過ごしたのではないでしょうか。
 我が家では熊本の高校に行っている長男が里帰りして、中3と小6の次男、三男に合流し、久しぶりの3人兄弟になり、賑やかな正月を過ごしました。我が家の子どもたちは神奈川に住んでいる頃、妻の両親によく面倒を見てもらいました。特に義父(じいじ)には家の近くの公園に連れて行ってもらったり、線路沿いで目の前を走る電車を見たり、あるときは新横浜まで出かけて新幹線を見に連れて行ってもらったりしました。そしてたっぷりと遊んで疲れた子どもは義父に抱っこされて帰ってくる、そんな幼少期を過ごしました。教会の仕事でなかなか子どもと遊べない親の様子を見て、義父母は孫たちと共に過ごし、愛情を注いでくれたのです。
 私たちと共に8年前に鹿児島に引っ越してきた妻の両親も年齢と共に衰えを隠せなくなってきました。特に義父は目の衰えから視力が落ち、大好きな本も満足に読むことができない状態です。そんな義父と三男と私の三人で夕食にラーメンを食べに行ったときのこと。駐車場は暗く、店に向かう道には木も生えていて足元が見えにくい状態でした。そこに三男の声が響きます。「じいじ、ここ暗いから気をつけてね」「じいじ、足元に木の根っこがあるよ、つまずかないでね」小学6年生が目の悪い祖父を気遣って声かけをしているのです。私が声かけをするように三男に言ったわけではありません。何とも自然に声かけをしているのです。三男の心の中には祖父を心配する思いがあふれていました。
 これが「愛されて育つ」ということなのだと思いました。小さい頃に祖父母からの愛情をたっぷり受けてきた三男にとって、年老いて弱くなった祖父母に声をかけることは特別なことではなく、当たり前のことだったのです。なぜ私たちは神を愛するのでしょう?それは神様がまず私たちのことを全身全霊で愛してくださっているからです。その愛に「心、精神、力、思いを尽くして」応え、隣人を愛する一年といたしましょう。

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1月のテーマ「いっしょに」

伊集院幼稚園主任教諭 美園実保

 明けましておめでとうございます。暖かいお正月でしたね。  昨年の11月から考えましても暖かい日が多く、暖冬であることを実感します。5年前のお正月は鹿児島も大雪でしたが、まだ雪の経験のない子どもたちもいます。  そのような中でも、冬ならではの経験をいっしょにしていきたいと願います。幼稚園では、お正月の雰囲気のお部屋にそれぞれのクラスが模様替えしています。それぞれのお部屋に味があるなあと感心しています。お正月を過ごし、大切な幼児期の経験の積み上げが、いっしょに家庭味という味を作り上げていくと思います。一見、面倒くさいと思えるようなところに家庭味が起こされ、その子の中に光り続けるものとなることでしょう。食、遊び、祖父母とのふれあい、地域の活動等その場面場面を2016年の冬の生活としていっしょに楽しんで行きたいものです。  来週末には、餅つき会があります。火起こしから始まり餅米を蒸し、石臼の中でふかふかに蒸された餅米をお父様方の力を借りて杵でついていきます。そして、年長のお母様方にお餅を丸めて頂きます。あの硬い餅米がお餅に変わる様は、実に楽しく、皆で作り上げるお餅の美味しさは格別です。子どもたちの表情が年齢毎に違うのもおもしろいです。そして、冬野菜たっぷりの豚汁と新鮮な大根なますとの献立は、子どもたちはもちろんのこと、保護者の皆さんもたくさんおかわりをします。たくさんの面倒くさい事柄も美味しいお餅が待っていると思えば、吹っ飛んでしまいます。早くみんなでワイワイガヤガヤ食べたいなあと思います。その美味しかった、楽しかった、の経験の後に知らず知らず食育と言う名の育ちが後からついてくるものだと思います。  そして、食べる時、感謝の気持ちを込めて神さまに祈ります。『美味しい給食をありがとうございます。お父さんお母さん給食の先生、頂きます。世界中でご飯を食べられないお友だちのこともお守り下さい。』と。そのことも心の食育というキリスト教保育が、子どもたちの中に光り続けるものとなることでしょう。2016年もよろしくお願い致します。

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輝くあなたのために(10)~心にゆとりを~

伊集院幼稚園教諭 麦野節子

今年度は、「置かれた場所で咲きなさい」(渡辺和子著)をもとにみなさまと幸せな生き方を分かち合いたいと思います。

待つってあまりうれしいことではありません。
「まだなの、もう遅いんだから」とついつい相手を責めたくなります。
エレベーターに乗るとたった4秒が待てず、すぐに閉を押してしまいます。
信号待ち60秒から90秒、まだかまだかといらいらします。
いらつかず落ち着いてその待ち時間を上手に使いたいものです。数秒でもできること、それは祈りです。
我が子のこと、夫のこと、両親のこと、病の方々のことを祈りましょう。
待つということは、自分中心に走っている時間をとめてちょっと神さまの懐に憩うこと。
そして新たな心とゆとりを頂く一時ではないかと思います。待つ時間が祈りの時間となる。なんて素敵なことでしょう。皆さんもチャレンジしてみて下さいね。



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