トップページ > 幼稚園だより > 2015年4月

幼稚園だより(月報) 2015年4月


4月
聖句「神は愛だからです」

伊集院キリスト教会 牧師・園長 麦野達一

 春がやってきました。明るい桜の花の色、暖かくなった気温、心も体もなんだか軽やかな気がしてきます。美しい四季を味わえる国に暮らせる幸せを感じる時です。今が盛りと咲き誇る桜の花ですが、花びらの一つ一つは似ていても全く同じものはありません。それぞれに独特の形と色合いがあります。そしてそんな独特の存在である花びらが集まって美しい桜の木になるのです。
この桜の花びらの中を子どもたちが幼稚園にやってきます。幼稚園は英語では「Kindergarten」と言います。直訳すると「子どもの園」です。子どもたちは園に咲く花なのですね。そして花と同じように独特の個性を持つ子どもたちが集まり、それぞれの輝きを放つところが幼稚園です。
神様は一人一人の子どもたちに命を与えてくださいます。その命は二つとして同じものはなく、どの子もそれぞれの個性を持っています。大人はすぐに比較をしたがります。「あっちがいいな」「こっちがいいな」と無い物ねだりをしてしまいます。でも神様は子どもを世界で一つのものとしてお造りになられたのです。どの子どもも神様にとっては最高の作品なのです。そして神様はそれらの作品を「良い」ものとして、心から愛してくださいます。だから神様の作品である子どもに大人が評価を加えることはできませんね。
伊集院幼稚園は創立以来、一貫して発達しょうがいのある子どもたちを受け入れてきました。それはどんな子も神様が創造されたすばらしい命であると信じているからです。人間は自分たちの尺度で優劣をつけたがりますが、神様はそんな人間の勝手な姿に苦笑いしつつ、「みんな愛してるぞ!」と全力で受け止めてくださるのです。そして嬉しいことに神様の愛は子どもだけでなくて大人にも向けられています。そう、神様はすべての人を愛しておられます。なぜなら「神は愛だから」です。神様の愛を受けて、その愛で育ちあう幼稚園の営みが始まります。子どもも大人も一緒になってこの楽しいアドベンチャーに踏み出しましょう!

line

4月のテーマ「だいじょうぶ」

伊集院幼稚園主任教諭 美園実保

ご入園、ご進級、おめでとうございます。今年の桜は、日本中で鹿児島が一番早く咲きましたね。その矢先の雨と風…お花見が出来ると思った週末は、花びらのじゅうたんとなって私たちを楽しませてくれました。そしてもう、緑の桜の葉が新緑の芽となって幼稚園の始まりを待っている子どもたちと同じように、毎日成長しています。刻々と春の息吹を感じます。
きっと、この春休み中、お母さま方は「この子、だいじょうぶかしら?もう、幼稚園が始まるのに…」をどこかでつぶやいたはずです。私も中学生の息子に「もう〜大丈夫?」の連発です……さて、新年度の始まりです。
新しい出会いを前に先生たちは、お部屋を整え、子どもたちの顔を思い浮かべながらひとつひとつ準備して待っています。
今年新任の玄先生、汗を拭き拭きつぶらな瞳で準備中、フッと心配な表情、焦り気味、大きな体が揺れています。すかさず、先輩の職員から「大丈夫!大丈夫!」と言われた時のニッコリした表情、本来の笑顔の玄先生に戻り、実に嬉しそうです。大人が言われてこれ程喜ぶのでしたら、子どもたちはなおさらです。親と別れる初めての経験に涙する子もいると思いますが「だいじょうぶだよ。」と、朝の子どもたちを全身全霊で精いっぱいうけとめて参ります。
保育者も精一杯子どもたちに向き合ってまいりますが、なかなか保護者の期待するようには行かないこともあるでしょう。それでも、それぞれのクラスで出会った保育者をまず、保護者の皆さまが愛して頂きたいと思います。保護者からの信頼をいただく中で、保育者も子どもたちの心に寄り添いながら一緒に遊ぼう!と、子どもたちとの信頼関係を毎日積み上げていくことでしょう。そして、子どもにとっても大好きな先生との出会いが、お互いの一生の思い出の一年となっていきます。
失敗も含めて、どうぞ、どうぞ、よろしくお願いします。
『温の人、保育者。春はまさにあなたのやさしくて強いはたらきをそのままに示している。』
(キリスト教保育誌より倉橋惣三の言葉)
子どもたちのために祈りつつ、神様からのだいじょうぶの愛を携えて共に進んでまいりましょう。

line

輝くあなたのために(1)~置かれた場所で咲く~

伊集院幼稚園教諭 麦野節子

今年度は、「置かれた場所で咲きなさい」(渡辺和子著)をもとにみなさまと幸せな生き方を分かち合いたいと思います。

あなたは幸せですか?
「うちの子は、言うことを聞いてくれない」「夫は私の大変さを分かってくれない」「手伝ってもくれない」
ついつい、”くれない”族になっている自分がいます。
そんな時、「置かれた場所で咲きなさい」の言葉を思い出します。
今が、どんなに大変であっても、美しい花を咲かせたい。

そのためには、くれない族の自分とお別れし、自らすすんで挨拶すること、微笑みかけること。

「ありがとう」の魔法の言葉を、いつも、いつも、神さまに、そして周りの人々に言ってあげること。
みなさん、頑張りましょうね。



このページのトップへ
  • コンテンツ
  • 幼稚園ニュース
  • 幼稚園だより
  • 伊集院幼稚園について
  • 幼稚園の概要・特色
  • 保育方針・目標
  • 幼稚園のあゆみ
  • 日々の保育と行事
  • 幼稚園の一日
  • 年間行事
  • 入園案内
  • 子育て支援
  • 放課後児童クラブ
  • 教会のご案内
  • トップページへ