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幼稚園だより(月報) 2014年12月


12月
今月の主題「クリスマスの喜び」

伊集院幼稚園主任教諭 美園実保

 子どもたちが時折、思い出したように口ずさむさんびかの中に「♪みーどりのクランツにーあかりがついた ろうそくーいっぽん あかりがついた♪」がありますが、ご家庭でも聞こえて来ましたか?
 園だよりNo.28でご紹介したアドベントクランツに月曜日の礼拝でろうそくに火を灯します。かわいい歌声と共にきれいなあかりが私たちを包んでくれます。11月25日は、病気やけがで苦しむ人々の為に祈りました。12月1日は、世界の飢えで苦しむ人々の為、12月9日は、東北の震災で苦しむ人々の為、そして、幼稚園の今年最後のクリスマス礼拝12月15日は、世界の戦争で苦しむ人々の為に祈ります。クリスマスの喜びと共に世界中には、苦しむ人々がたくさんいることを、覚えなくてはなりません。心も痛みます。
先生たちと毎月、キリスト教保育誌の読み合わせをしながら新しい月に備えていきますが、その中でとても心にとまる文章に出会いました。
「聖書の中のクリスマスの真理は、毎年毎年変わらないものです。しかし、今年は今年の歩みの中に息づくクリスマスを子どもたちと共に迎えたいと思います。」(キ保誌2014,12月号記載)本当にその通りです。今、子どもたちと先生と取り組んでいるページェント(降誕劇)は、私が幼い頃演じたページェントと何ら変わりはありません。そして、2000年以上前のこの出来事を世界中でお祝い、お伝えすることがクリスマスの喜びなのです。今年も子どもたちが一所懸命演じる各クラスのページェントを楽しみにして下さいね。
そして、今年もクリスマスイヴの聖夜、12月24日この伊集院のチャペルでもイエス様の御降誕を喜びます。その昔、羊飼いらが、星を頼りにイエス様をおがみに行く姿と同じく、私たちも日常生活から一歩進み出て、伊集院のチャペルでクリスマスをお祝いしたいと思います。お家のクリスマスパーティの後に一緒にクリスマスを喜んでみませんか?お待ちしています。

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聖句「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 だんだんと街はクリスマスの雰囲気に包まれてきました。気の早いテレビはクリスマスケーキの予約を呼びかけています。今でこそ世界中で祝われるようになったクリスマスですし、そのイメージは華やかで温かい、といったものでしょう。しかし世界で最初のクリスマスはどうだったのでしょうか?「世界ではじめのクリスマス」という歌があります。♪「世界ではじめのクリスマスは、ユダヤの田舎のベツレヘム。宿にも泊まれず家畜小屋で、マリアとヨセフの二人だけ。赤子のイエスさま草の産着、ゆりかご代わりの飼い葉桶。やさしい笑顔に見守られて、恵みの光が照らすだけ。」
 クリスマスの主役であるイエス・キリストが生まれたのは、田舎町の家畜小屋。ろうそくの灯り一つしかない暗い小屋の中でした。およそ華やかさとは無縁の場所とシチュエーションで「ユダヤの王」「この世の救い主」は生まれたのです。世界ではじめのクリスマスのイメージは「暗さ」と「小ささ」でした。誰にも気付かれることのない小さな小屋でひっそりと生まれたイエス様。それでも不思議なことに、天使に導かれた羊飼いが、そして星に導かれた博士たちが救い主の誕生を祝うために小さな小屋に集まってきました。そこにはそれまでの世界にはなかった特別な「明るさ」や「暖かさ」があったのでしょう。
 キリストが生まれた小さく暗い家畜小屋は人の心を表していると言われます。光を失ってしまった人の心に小さく輝いた灯火、それがイエス様です。誰もが必要としている命の光です。この光は人を勇気づけ、励まし、慰め、生きる希望を与えます。それだけではありません。この光は人に「あなたは一人ではない」ことを伝えます。どんなに暗い状況にあったとしても救い主なるイエスがおられる。そして共に生きる隣人がいる。イエス様という小さな赤ちゃんを通してそんな希望を神は人に伝えたかったのです。♪「世界ではじめのクリスマスは、小さな小さなクリスマス。けれども喜び満ち溢れた、気高いまことのクリスマス。」

2014年クリスマスイブ礼拝 
12月24日(水)19時 どなたでもどうぞ!

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生きるためのひとこと「おお よしよし」

伊集院幼稚園教諭 麦野節子

 母胎という天国から突然放り出され、赤ちゃんは痛みと恐れの中でオギャーと泣き声を上げる。ところが見守る大人たちはニコニコと笑っている。そして母親は我が子を抱き上げ微笑んで語りかける。
「おお よしよし」この世で聞く最初のことば。
良い存在として全肯定されている、生きるうえでの原点となる尊いことば。
おお よしよし、だいじょうぶ、心配ない、恐れずに生きていきなさい。自分の足で歩き、自分の口で語り、自分の手で愛する人を抱きしめなさい。
これからも痛いこと、怖いことがたくさんあるけれど、生きることは本当に素晴らしい。だいじょうぶ、心配ない、おまえを愛しているよ。
おお、よしよし。



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