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幼稚園だより(月報) 2014年11月


11月
今月の主題「みのりがいっぱい」

伊集院幼稚園主任教諭 美園実保

 ひかりの子大会が楽しくおわり、たくさんの余韻の中で迎える11月です。
本当に大会におきましては、子どもたちのためにたくさんのご協力、心から感謝申し上げます。
先日、跳び箱を出して、したいお友だち集まれ!と先生たちが呼びましたら嬉しそうな年中児はもとより、年少児、年少々児がしっかり並んでいます。そして、先生たちの応援と補助にしっかり走り込み跳び箱を跳ぶ顔の嬉しそうなこと。跳び箱の上にぽこっと座る姿の満足げな顔。早く青帽子になりたい!と口々に言っています。やはり、憧れの青帽子、憧れの跳び箱なのですね。そして、園庭では、お友だちと一緒に何かをやり遂げる姿、とにかく、お友だちと遊ぶのが楽しい。そんな心身ともなる成長をまぶしいほど、感じる子どもたちが今日も元気に駆けめぐっています。
 また、お弁当の後押しがあってこそ、実りがいっぱいの今を全身で感じることができる園外保育を楽しめます。本当にありがとうございます。
夢中になって城山公園をそれぞれのクラスで歩きながら、どんぐりを見つけては、ここに沢山あるよーとどの子も叫び声をあげます。城山公園のあちこちで大きな声が聞こえてくるので、どこにいるかすぐわかります。クラスのお友だちという仲間と実りの秋を喜ぶ体験ができ、幼児期同士の同じように感じる表現にうなずき合って心通わせる体験も、園外保育ならではです。
たかい空に、秋の雲、かげと日差しの気温のちがいに、子どもたちの五感は、いろいろな自然の変化に向かいます。
その様な中、子どもたち、私たちを取り巻く周りの人、想い、与えられた物そして、たくさんの実りに心をとめて、感謝する毎日を過ごしたいものです。
そして、何より、この実りの秋を神様に感謝していく心を私たち保育者も一緒に日々の保育の中で言葉にあらわしていきたいと思います。

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聖句「隣人を自分のように愛しなさい」

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 「隣人」ってだれのことでしょう?家族?友だち?同僚?ご近所さん?恐らくどれも正解です。人にはそれぞれの隣人がいるからです。では、遠くアフリカで飢餓に苦しみ、明日の食事を心配している子どもたちは隣人でしょうか?テロ組織の支配の中で銃弾が飛び交い、家族や親しい者、そして自らの死が身近な現実として迫る中東の子どもたちは隣人でしょうか?今日の文章はやたらと「?」が多いのですが、隣人を考える時に、まず「だれが」自分の隣人なのかを思わずにいられないのです。幼稚園の子どもたちは給食の時にこんな祈りをしています。「神様、おいしい給食をありがとうございます。お父さん、お母さん、給食の先生いただきます。食べるものがなくて困っているお友達のことも、お守り下さい。このお祈りをイエス様のみ名によってお捧げいたします。アーメン」子どもたちは食事の感謝と共に、食事が出来ないでいる人のことを思いつつ給食をいただきます。まさに「隣人」を思う祈りが毎日捧げられているのです。
 10月16日に世界食料デーが鹿児島市で開催されました。今年で17回目になるこの大会では、日本国際飢餓対策機構の総主事や現地派遣スタッフによるアピール、報告によって現在の世界での飢餓の状況や支援の様子が紹介されます。それに加え今年は鹿児島を中心に活動する女優たぬきさんと息子さんによる二人芝居が行われました。このたぬきさんは今年の4月に癌が見つかり余命4ヶ月と診断されました。しかし8月15日に行われた平和公演、そして10月の世界食料デーに出演しました。治療を受けつつの芝居の稽古でしたから、相当な痛みとの戦いだったでしょう。それでもたぬきさんが舞台にこだわったのは、今この社会が聞くべき大切なテーマ、「へいわ」と「いのち」について分かち合いたかったからです。単なる自己満足や自己実現としてではなく、今しか伝えられない大切なメッセージを「隣人」に届けるためでした。
 川内原発の再稼働に向けて社会は大きく動き出しています。いま私たちも「誰の隣人になるのか?」が問われていないでしょうか?川内の方々の、そして未来を担う子どもたちの隣人になろうとする時、そこには祈りが生まれるのではないでしょうか?

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生きるためのひとこと「ただいま。おかえりなさい。」

伊集院幼稚園教諭 麦野節子

 「ただいま」と帰ると「おかえりなさい」と笑顔で母がむかえてくれた。子どもたちは、お母さんの「おかえりなさい」を聞くと、ほっと安心しうれしくなり、「私はここに居てもいいのだ、愛されているのだ」と思う。
こんな日々の繰り返しの中で私も育ったのだなと感謝の思いでいっぱいになる。
年とった今「ただいま」と帰っても誰も応えてくれない。玄関に咲いている花に「ただいま」と声をかけて花をめでている。子育て中は大変だったけれど、あのにぎやかな子どもたちの「ただいま」が懐かしい。若い皆さん、今はとっても幸せな時ですよ。子どもと共に幸せに楽しくお過ごし下さいね。



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