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幼稚園だより(月報) 2014年4月


4月
今月の主題「安心して」

伊集院幼稚園主任教諭 美園実保

ご入園ご進級おめでとうございます。
たくさんの出会いのスタートです。


このスタートラインに立つ時の緊張感は、みなさんそれぞれにあるはずです。親子で不安いっぱいの新入園児さん、待ち遠しくてしょうがない在園児さん、それでも嬉しさの中にも緊張といろいろな思いがあって当然のことだと思います。でも、安心して下さい。幼稚園では、子どもたちが楽しく過ごせるようにとみなさんの顔を浮かべながらお部屋を整えてお待ちしております。
一人一人のシールやままごと、粘土、ブロック、工作、先生の目が行き届くようフラットな構成等、そこには、先生方の心が寄り添っています。
お外では、絵本の「せんたく母ちゃん」みたいに洗濯されたぬいぐるみたちや、布、スカートなどなどおひさまを浴びながら、園庭いっぱいお花のように春風に吹かれて出番を心待ちしているようです。
お家では、なかなか経験できない固定遊具のブランコ、すべり台、シーソー、鉄棒、太鼓橋、砂場、ジェットジープ、スケーター、子どもたちの身体の成長には、欠かせない外あそびがたくさんあります。安心して遊べる空間を大切にお庭も待っています。そして何より朝ごとに子どもたち一人一人を全身で迎え、大丈夫だよ!と受け止めてくれる先生方が待っています。
さあ、一緒にスタートです。ひとりではありません。一緒に笑い、時には、一緒に泣きましょう。そして、子どもたちの心の成長を大切にする中で、保護者も先生も一緒に育ち合いましょう。伊集院幼稚園というイエス様の幼稚園で神様が私たちを出会わせてくださったのですから。この出会いを大切に、どんな時も。どうぞよろしくお願いいたします。

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聖句「神は愛だからです」(ヨハネの手紙一4:8)

伊集院キリスト教会 牧師・園長 麦野達一

 春が来ました。ワクワクしますね。冬の寒さに縮こまっていた体と心が解放されるようです。幼稚園の新しい一年もやってきました。元気な在園児さんたちが戻ってきます。かわいい新入園児さんたちがやってきます。益々ワクワクします。
 伊集院幼稚園は1934年に創立されました。今年で80周年になります。農繁期の保育所から始まった幼稚園の働きが、やってくる子どもたちと、送り出す保護者、そして地域の人々に支えられてこんなに長い間守られてきました。伊集院幼稚園は教会の幼稚園です。私たち一人一人の命を創って下さった神様が、「これがわたしだよ」と分かるように人の世界に送って下さったイエス様。そのイエス様を救い主と信じるキリスト教会が土台になっている幼稚園です。時代を超えて変わらないキリスト教のメッセージは「愛」です。見返りを求めない神様の愛。その愛に包まれている私たち。でも現実の世界はどうかというと、理不尽な格差があり、目を覆いたくなるような殺し合いがあり、弱い者が益々弱くなるような世の中です。
 こんな時代だからこそ変わらない神様の愛を感じながら、子どもたちが心豊かに過ごしていけるようにしていきたいのです。星の王子様の作者のサン=テクジュペリは「愛し合うとは、単に見つめあうだけでなく、同じ方向を見ることである」と言いました。神様の愛は目で見ることは出来ません。でも大人たちが子どもを想い、同じ方向を向いて力を合わせる姿の中に子どもたちは神の愛を見るのではないでしょうか。今年一年、幼稚園と保護者が力を合わせて子どもの健やかな育ちのために協力していきましょう。神様は大人も子どもも、みんなのことを今日も愛して下さいます。なぜなら、神は愛だからです!

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生きるためのひとこと

伊集院幼稚園教諭 麦野節子

人はことばで生きています。
本当に生きるためには、本当のことばが必要です。
美しく生きるためには、美しいことばが必要です。
今年一年、生きる力となる何気ないひとことを皆さんと分かち合ってゆきたいと思います。

          ようこそ

『ようこそ』と言いあいましょう。
『よくいらっしゃいました。』
『お会いできてうれしいです。』
『さあ、どうぞ中へ』と言い続けましょう。
あなたも『ようこそ』と歓待されて生まれてきたのですから。
                    
       『生きるためのひとこと』晴佐久昌英より



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