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幼稚園だより(月報) 2014年1月


1月
今月の主題「育ちあう仲間」

伊集院幼稚園主任教諭 麦野節子

 新年おめでとうございます。ご家族おそろいの楽しいお正月でしたか。カルタとり、すごろく、福笑いなど昔ながらのお正月あそびを楽しまれたでしょうか。それともゲームに夢中?
いよいよ三学期の始まりです。幼稚園では様々なお正月あそびが待っています。ゲームとは違って仲間とあそんで楽しいものばかりです。まずはカルタとり。先生が読み手になったり、子どもが読み手になったり、とれる子、とれない子、ずるい僕のだよ、とれないと泣く子、やめる子、けんかする子、いいですね、生の子どもたちのこんな関わりこそ幼児期の子どもたちの心を育てているんですね。
駒まわしもそうです。とっても難しい、回ってうれしい、何度やってもまわせない、やめちゃおうかな、でもやっぱりあの子のようになりたい、チャレンジする子、あきらめる子、こうしたらまわるんだよ、成功は失敗のもとなんだよ、やったーまわったね、いいですね、こんなかかわり。
さて保護者である皆さんは、どんな育ちあう仲間をお持ちでしょうか。私は、幼稚園の職場であったり、教会に集う仲間であったりと大勢の方々の中で、料理上手な人からの伝授、暮らし上手な人からのアイディアなど良い刺激と学びを得ています。時に人間関係の難しさに葛藤もありますが、お互いに弱い人間同士許し合い、許されて今があるのだと思います。仲間がいるから葛藤があると受け止めれば幸せな思いになります。嬉しい、楽しい、幸せと心の中でつぶやくことにしています。すると不思議ですね、そんな気になってくるのです。
育ちあう仲間の最高の存在は、やはり家族でしょう。家庭の崩壊ににより施設で成長せざるを得ない子どもたちも増えている現状です。その子どもたちはお父さんお母さんがいるという当たり前の家庭を夢見ています。子どもにとって最高の幸せは、家族が互いに愛し合い支えながら共に育っていくことでしょう。ゲームではありません、お金ではありません。子どもたちが求めているのは、お父さんお母さんとの生の関わりです。声をかけてほしい、応えてほしい、あそんでほしい、認めてほしい。そんな子どもたちの思いをいっぱいに受け止める年でありますように、今年もどうぞ宜しくお願い致します。

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聖句「心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、
   あなたの神である主を愛しなさい。」

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 明けましておめでとうございます。2014年、新しい年の幕開けです。今年皆さんはどのような希望を持ってスタートしたでしょうか?それぞれ素晴らしい一年を送ることを祈っています。突然ですが、愛ってなんでしょう?愛そのものは見えませんし、触ることも出来ません。それはまるで風のようです。風そのものも見えませんし、触ることも出来ません。しかし風の動きは分かります。風に揺れる葉っぱを見れば風が動いていることが見えます。また風が自分に吹いてくれば感じる(触る?)こともできます。愛もそうでしょう。愛そのものは見ることも、触ることも出来ませんが、愛の行いは見ることが出来るし、感じることが出来ます。
 アメリカのあるコーヒー店では「Suspended Coffee」なるものがあるそうです。例えばコーヒーを2杯注文し、料金を2杯分支払いますが、受け取るのは1杯だけです。後の1杯は「取り置き(suspended)」されます。同じ事を複数の人がしていけば、店には常に取り置きのコーヒーが何十杯もあることになります。その取り置かれているコーヒーを誰が飲むのかというと、ホームレスの人が飲むのです。路上で暮らし、普段は温かいものを口にする機会のないホームレスの人がコーヒー店にやってきて「Do you have a cup of suspended coffee?」と聞くのだそうです。すると店員は取り置かれているコーヒーを差し出します。そうしてホームレスの人は温かいコーヒーを飲むことが出来るのです。
 神様も見えないお方です。その方を心と精神と力と思いを尽くして愛するようにと聖書は語ります。見えない神を見えない愛で愛することが出来るのでしょうか?出来るのです。イエス様はこんな事を言っています。『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。』神様を愛するとは、隣人を愛することです。小さなことでも良いのです。この愛が世界を包む時、平和は訪れるでしょう。

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今月のさんびか

幼稚園で子どもたちが月々に歌うさんびかをご紹介します。
どうぞご家庭でもお子さんとご一緒にさんびしてくださいね。

さんびか「イエスさまのため」
  こどものおすきな イエスさまのため
  わたしは どんな ひとになろう
  きよくあかるく ちからにみちた
  ひかりのこどもに なりましょう


卒園式には毎年このさんびかが歌われます。子どもたちの心の中にあたたかいイエスさまが育っていることでしょう。大きくなって様々な試練に遭った時、自分を愛し守って下さるイエスさまに気付き雄々しく歩んでほしいと願います。



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