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幼稚園だより(月報) 2013年8月


8月
今月の主題「夏を感じて」

伊集院幼稚園主任教諭 麦野節子

 夕方江口浜の海岸に、おにぎりを持って出かけました。アメリカで海を見たことのない孫たちは日本の海を見るのが大好きです。波と鬼ごっこ、キャキャと逃げ回り、その表情はよろこびそのもの、本来の子どもの生き生きとしたものでした。やはり自然はすばらしい。子どもたちの心をこんなに自由に解放してよろびに満たしてくれるのだとつくづく実感する一時でした。かくいう私も実は海の近くで育ち、夏休みは毎日のようにその海岸へ近所の友だちと出かけて泳いでいました。日吉原海岸といい遠浅で大勢の子どもたちの来る安全な海水浴場でした。ところが何ということでしょう、今ではその海は埋め立てられ工場がたち、その代わりにプールがつくられていました。あぁ、もったいない、あの松林の海岸の涼しい潮風もなくなり、やけるような砂浜も遠浅の海水浴場もなくなってしまったのです。残念でなりません。幸いにも日置市には、近くに海がたくさんあります。日焼け、熱中症などに注意しつつご家族で海を楽しんで下さい。夕方出かけてあとは皆で温泉などいかがでしょうか。お母さん今日はどこへ行くのと聞かれたら、早朝家の近くのお散歩に出かけたり、山へカブト虫とりに連れ出したり、農業センターの野菜、ひまわり見学などおすすめです。大いに自然の中へお出かけ下さい。
早寝早起きしているでしょうか。夏休みこそ親子でクッキングをお楽しみ下さい。子どもたちは幼稚園でクッキングの体験をしていますので、喜んで取り組むことでしょう。かき氷作り、サンドイッチ、おにぎり、カレー作りなどいかがでしょうか。子どもたちはやりたがりますよ。怪我に注意しつつやってみて下さい。
子どもたちの感性はすばらしいです。どうして、なぜと問いかけつつ、大人が何気なくやっていること、食事作り、洗濯、干す、たたむ、掃除など見ていて真似をしたがり、それを楽しい遊びへと展開し喜々として生きているのです。無感動・無関心になっている大人とは違うなとうらやましく思える存在です。さぁお父さんお母さん、子どもたちとこの夏休み大いに遊んで楽しんで下さいね。地域の行事、夏祭り、花火大会、親戚の方々との交わりなどお楽しみ下さい。子どもたちは見ています。お父さんお母さんがどのようにして人々と関わっているのかを。当たり前のことを輝いて見るまなざし、全てをありがたいこととして受けとめる心を持って、日々歩んでゆきたいものです。

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聖句「平和を実現する人々は、幸いである」(マタイによる福音書5:9)

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 8月は一年の中でも一番「平和」ということについて考えさせられる月です。8月6日の広島と9日の長崎の原爆が投下された日を憶えます。そして15日は日本が戦争に負けたことを憶える日です。8月15日は一般的には「終戦」記念日として認識されていますが、はたして戦争は「終わって」いるのでしょうか?鹿児島に暮らす私たちにとって終戦は実感できるものでしょう。身近に戦闘機が飛ぶことも無ければ戦車が走ることもありません。兵隊さんを見かけることもありませんし、実弾が飛び交うことなどあり得ません。しかし隣県の沖縄では状況が180度違います。毎日のように(時には深夜でも)戦闘機やヘリコプターが飛び交いますし、昨年からはあの危険とされているオスプレイも市街地の上空を飛ぶようになりました。米兵による犯罪は後を絶ちませんし、その被害者の多くは女性や子どもたちです。沖縄の人々にとって戦争は極めて身近なものですし、沖縄は戦後ではなく、未だに戦中であるのです。
 こういった武力による戦いの備え(基地)に反対する運動も行われています。中でもユニークなのは普天間基地のゲート前でゴスペルを歌う運動です。昨年10月から始められたこの運動は、沖縄のクリスチャンが中心になって毎週月曜日の午後7時から普天間基地野嵩ゲート前でゴスペルや賛美歌を歌う活動です。そこには抗議行動にありがちなシュプレヒコールや勇ましいかけ声はありません。私たちの命を創造され、大切に守って下さる神様を賛美する歌が基地の前で響きます。平和を実現するにはあまりにも小さな活動かもしれませんが、この小さく平和な活動がキリストの思いと重なって平和を作り上げるようにと祈らずにはおれません。私たちは平和を実現するために何が出来るでしょうか?

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今月のさんびか

幼稚園で子どもたちが月々に歌うさんびかをご紹介します。
どうぞご家庭でもお子さんとご一緒にさんびしてくださいね。

さんびか「どんな時にも」
どんな時にも
どんな時にも
苦しみに負けず
くじけてはならない
イエスさまの イエスさまの
あいがあるから


卒園生で同級生同士の結婚式が伊集院教会でありました。結婚式でぜひこのさんびかを歌ってほしいと花嫁さんからリクエストがありました。幼き頃、幼稚園でよく歌われたさんびかで、ずーっと心の支えになっていたそうです。ちょっと暗い感じの歌ですが、子どもたちの心にも口には表現できない苦しみがあるのでしょうね。とてもよく歌われ好まれたさんびかでした。
今年は9月のさんびとして取り入れたいと思っています。



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