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幼稚園だより(月報) 2013年7月


7月
今月の主題「夏を感じて」

伊集院幼稚園主任教諭 麦野節子

 農業センターにあじさいを見に行きました。梅雨の間のよい日和であじさいを見、とうもろこし、なす、きゅうり、ピーマン、かぼちゃ、トマト、おくらなどの夏野菜の成長を見ました。大きな木の下の木陰でお弁当、外で食べるお弁当は本当においしい、涼しい夏風も吹いてきます。小動物園があり、うさぎ、やぎ、モルモット、にわとりがいました。コケコッコー朝ですよの子どもたちの声に応えて、にわとりもコケコッコーと鳴き、大喜びで繰り返しました。芝生がきれいで広々としたグラウンドを走り回りました。自然のふところは、ゆったりとして心が解放されます。帰りにいも畑を見学。見事に根づいて葉が茂っていました。お出かけの度にその成長を見守りたいと思います。次回はひまわり見学です。ひまわりの見頃は7月中旬から下旬、黄色コスモスは8月上旬、クレオメは8月中旬が見頃です、と農業センターの方から教えていただきました。どうぞ夏休みご家族でお出かけ下さい。とても素晴らしい所ですよ。
子どもたちは、水、土、砂が大好きです。シャボン玉、水鉄砲、泥だんご、ダム作り、色水作り、夢中になっているとあらあら洋服は水びたし、泥んこだらけでお着替えも盛んです。保護者の皆様、お洗濯ご苦労様です。子どもたちが楽しんだ結果なのだなと大目に見て下さいね。こんな遊びは幼児期だけです。よろしくお願い致します。
 帰りのバスの中、“おばちゃん今日遊びに行っていい?”、“いいわよ・お母さんにきいてからね・お電話してからね”と帰ってからの遊び友だちを求めています。子どもにとって友だちは第2の心の基地です。(第1はお母さん、お父さんです)遊びたくてうずうずしています。一緒に遊ぶ中で友だちの気持ちが分かり、それにそってあげようとしつつ自律の心も育ってゆきます。幼児期は、些細なことでけんかになります。「のせて」「だめ」「どうして」などと人とぶつかり合いつつ、たくましく育つのです。夏休み子ども同士のふれあう場をご近所の方々と話し合いつつ、たくさん取り入れて下さいね。
 子どもは親から無条件に愛されてから、自分を好きになり、他の人々を愛することができます。やんちゃで言うことも聞かず、手にあまる子どもでもその存在そのもの、神さまから我が家に託された尊い命を感謝し、成長させて下さる神さまに期待しつつ子育てに励みましょう。皆様のご家庭に神さまの祝福がゆたかでありますように。

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聖句「成長させて下さったのは神です」(コリントの信徒への手紙一3:6)

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 我が家には3人の男の子がいます。上から中3、中1、小4です。小さい頃はそれはそれはにぎやかでした。男の子ですからそれなりに活発で、ベビーカーもおとなしく座っていませんから一人一台使いきりでした。家の障子や襖は穴があき放題。借家に住んでいたので親としては家を壊さないかヒヤヒヤしましたが、途中からあきらめモードでした。子どもたちは家の中だけでなく、外に出ても元気です。たまに銭湯に行く事がありましたが、浴室を走り回らないか、シャワーを使っている時は他の人に水をかけないか、浴槽で大きな声を出して周りの人に迷惑をかけないかなどといつも気を使いっぱなしで、ゆっくりお風呂を楽しんだ記憶がありません。
 5年前に鹿児島に引っ越してきてからは家族で温泉に行くのが楽しみになりました。安い上に掛け流しの温泉がどこにでもあります。子どもたちの事はそれなりに気になりましたが、鹿児島の人は子どもたちがある程度騒いでも暖かく受け入れてくれました。ところが最近私の温泉に入る時の感覚や気持ちが変わっていることに気付きました。ほんの数年前までは子どもたちが周りの人に迷惑をかけないかという事ばかりを気にしていましたが、そんな事を全く気にしなくなっているのです。それは私の神経が図太くなったからではありません。子どもたちが成長したのです。浴室を走る事もありませんし、シャワーもきちんと使えます。そして浴槽で大きな声で騒ぐ事もありません。まるで友達と温泉に来ているような感覚です。全く手がかからないのです。そのことにふと気づき、「ああ、この子たち成長したなあ」としみじみ思ったものです。
 子育てをしていると時々こんなことを経験するのではないでしょうか?子育て中はいつも一生懸命ですから、冷静に子どもの状況を見つめる事はなかなか出来ません。もう無我夢中で子どもと向き合い、時には取っ組み合います。でもあるとき「ふと」子どもが変化している事に気づくのです。今までと違う子どもがそこにいます。幼稚園でもピンク帽子、白帽子で入ってきた子が青帽子になると見違えるように変化している様子を見る事ができます。そんな時に思うのです。「ああ、神様が成長させて下さったんだなあ」と。大人が無我夢中で懸命に子どもに向き合っている時、神様は着実に子どもを内側から成長させて下さっています。そして嬉しい事に子どもたちと共に生きている親の方も成長させられている事に気づくのです。天のお父様、ありがとう!

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今月のさんびか

幼稚園で子どもたちが月々に歌うさんびかをご紹介します。
どうぞご家庭でもお子さんとご一緒にさんびしてくださいね。

さんびか「やさしいめが」
やさしいめが きよらかなめが
きょうもわたしを みていてくださる
まっすぐにあるきなさいと みていてくださる


イエスさまの目はどんな目だったのでしょう。
きっとこの歌のように、やさしく、清らかで、澄んでいて、じっと見つめられると恥ずかしくなり、うれしくなり、ほっと安堵させて下さる目なのだと思います。
私たちが我が子を見る目もこんな風でありたいですね。



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