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幼稚園だより(月報) 2013年5月


5月
今月の主題「うれしい出会い」

伊集院幼稚園主任教諭 麦野節子

 やっと一ヶ月経ちました。親も子も連休を前にして、ちょっとだけほっとされていることでしょう。当然のことですが、まだ先生方の名前、お友だちの名前は覚えられず、私のことおばあちゃんと呼んでくれたり、手をひっぱってブランコのそばまで連れてゆき、こいでとは言えず、ちょこんとブランコに座って待っています。あっ、こいでほしいのだなと分かる次第です。登園してからの朝の支度であるカバンかけ、タオルかけなどもだんだん覚えてきて、自分でさっさとできる子ども、年長さんに助けられてできる子ども、先生に声をかけられてやっとできる子どもと今は様々です。園庭がきれいに整美されてから外あそびが始まります。「お外は帽子をかぶってね」「ハーイ」砂場、ブランコ、鉄棒、太鼓橋、スケーター、三輪車へとそれぞれ遊びたい所へ走っていきます。人気はブランコです。4つしかありませんので、待たなくてはなりません。列を作って待っています。「誰か代わって下さい」と叫んでいます。誰も代わってくれません。するとまた「誰か代わって下さい」と叫びます。ブランコの近辺には必ず先生がいるので、そこで先生の出番です。乗っている子どもたちに「代わってって言ってるよ」と声をかけます。誰も本当は代わりたくありません。10数えて「代わってね」と言ってもまだという時とすんなり「いいよ」と代わってくれる時があります。代わってくれた時には、大げさに「ありがとう」「さすが青帽子さんね」「さすが○○ちゃん、お友だち喜んでいるよ」と声をかけます。ブランコに乗るって楽しいな、早く乗りたいな、そのためには並ばなきゃ、まだ乗っていたいのに代わらなきゃならないのかな、代わってあげてほめられて嬉しいな、など様々な思いを経験しています。こんな思い幼稚園だからできるんですね。
子どもの生活は模倣から学ぶと言われていますが、まさにその通りです。新入児さんたちは、在園児さんたちの遊んでいる姿を見て早速まねをして果敢に取り組んでいます。今年の白帽子さんにはチャレンジ精神の旺盛な子どもたちが大勢います。大人でも難しいバランスローラーにすぐにスイスイと上手に乗れたり、パカポコに乗って始めは恐る恐るですが乗り方を教えてもらい、励まされ、ほめられて、上手になります。子どもって本当に素晴らしいですね。「オーイ、一緒にあそぼー」と声をかけあう在園児さん。自分の好きな遊びをしながら在園児の声かけに誘われて一緒に遊び始める新入児さん。自由遊びの時間は、様々な関わりがあちこちで見られます。一緒に走り回り共に遊んだり、子どもの要望に応えつつ遊ぶ先生方がいます。遊んだ後には、美味しいおやつが待っています。時々、いこもち、ふくれ菓子、さつまいもケーキなど手作りのおやつもあります。いろんな方々に支えられ守られて、子どもたちは園生活を楽しんでいます。もうすぐうれしい連休です。親子共々ゆっくり英気を養って下さいね。

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聖句「互いに愛し合いなさい」(ヨハネによる福音書15:12)

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 子どもがまだ赤ちゃんだった頃、親は全力で子どもを抱っこします。親が手を離してしまえば赤ちゃんは真っ逆さま!床に落ちてしまいます。でもだんだんと大きくなるにつれ子どもの方から親にしがみついてきます。親が手を離したとしても大丈夫!子どもは親をつかんで離しません。そして落ちません。こうやって子どもを抱っこしていると、自分が抱っこしているのだけど、子どもにも抱っこされているような感覚になります。そしてそれはとても嬉しいことです。お互いに抱きしめ合うからです。一方通行ではなくて両方からの抱っこです。
 やがて親は年をとり「高齢者」と言われるようになります。そのうち足腰が弱って自分で立ち上がることも困難になってくるでしょう。その時は大人になった子どもが親を立ち上がらせてくれます。子どもは年老いた親をしっかりと抱きかかえ、親はかつて抱いていた子どもにしっかりとつかまり立ち上がらせてもらいます。やっぱり一方通行ではなくて両方からの抱っこが必要です。
 イエス様は言いました。「互いに愛し合いなさい」これは立派なお題目などではなく、私たちが経験する現実を乗り切るために必要な言葉です。私たちの誰も一人では生きていけないのです。特にこの世に生まれた時、そしてこの世を去っていくとき、私たちは誰かの助けを必要とします。また子育て中も助けが必要でしょう。家族をはじめ周りの人々の支えが必要です。幼稚園もその一員になりたいと思っています。一緒に子育てをしたいのです。その根底には「互いに愛し合え」と言われるイエス・キリストの愛があります。不器用ながらも一生懸命愛し合おうとする私たちを無条件に愛して下さるお方がおられます。その愛に支えられて私たちは「互いに」愛し合うことが出来るのです。

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今月のさんびか

幼稚園で子どもたちが月々に歌うさんびかをご紹介します。
どうぞご家庭でもお子さんとご一緒にさんびしてくださいね。

さんびか「お母さん大好き」
おかあさんだいすき
おかあさんだいすき
かみさまありがとう
おかあさんをくださって


ある若い夫婦が、激しい口調での言い合いとなりました。それを見ていた幼子は、夫婦喧嘩と思いました。
まず母のところへ行き、「お母さん大好き」とうたい、次は父のところへ行き、「お父さん大好き」とうたい、抱きついてゆきました。
びっくりした両親は、これは喧嘩じゃないんだよと教えつつ、深く反省させられたとのことでした。



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