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幼稚園だより(月報) 2013年1月


1月
今月の主題「あしたもしようね」

伊集院幼稚園主任教諭 麦野節子

 新年おめでとうございます。冬休みいかがでしたか。里帰りしたり、親戚の方々と過ごされたり、家族そろってかるたとり、トランプ、福笑いなど楽しまれたことでしょう。
いよいよ三学期が始まりました。子どもたちの「あしたもしようね」の思いが満ちる保育の日々でありたいと願っています。一月はお正月あそびがたくさんあります。かるた、トランプ、福笑い、すごろく、手まり、こま、けん玉、たこあげ、頭を使ったり体を使ったりとどのあそびも日本伝来のよいあそびです。
私の子どもの頃は、男の子はパッチン、女の子はおはじきなどのあそびがあり、夢中になって外であそび、子ども同士の交わりも十分ありました。ゲーム、テレビ、スマートフォンなど何もなく自然の中であそんだこと、人との関わりの中であそんだことが幸せだったなぁと思います。
現代はどうしてこうも忙しいのでしょう。親も子もゆとりがありません。ここらでちょっと深呼吸、今一番大切なことは何なのか考えつつ過ごしましょう。子どもたちは待っています。お父さんお母さんが振り向いてくれることを、一緒にあそんでくれることを。
「あしたもしようね」と友だち、先生と約束しあそびが続いてゆきます。お家でもかるたとりがなされ、字も覚えたことでしょう。幼稚園でも始まります。明日こそはもっととれるようになりたいと競争心も生まれてきます。
こまあそびも始まります。難しくチャレンジのしがいがあります。「あしたもしようね」ではなく「あしたもやるぞ」の意気込みがないとまわせないこまです。毎年助け合う子どもたちの姿があります。ひもの巻き方、投げ方を教えてくれます。まわるとほめてくれる仲間がいます。励まして、抱きしめて喜んでくれる先生方もいます。
「あしたもしようね」が聞こえてくるようです。
さあ元気にお正月あそびを楽しみましょう。それには健康第一。インフルエンザ、ノロウイルスに負けないよう、うがい、手洗い、よい食事、十分な睡眠を心がけましょう。よろしくお願い致します。

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聖句「心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、
   あなたの神である主を愛しなさい。」


伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 人間が何かをするとき、正義を掲げます。正義という大義名分を持ってこそ人は大胆に物事を行っていく事が出来ます。お正月に今話題の「レ・ミゼラブル」を観ました。台詞がほとんど歌われるミュージカル仕立ての映画で、音楽の好きな私にはたまらない内容でした。この映画には2つの正義が登場し、ぶつかり合います。一つは主人公ジャン・バルジャンの正義。過去にパンを盗み、脱獄をはかった事から警察に追われますが、社会的には成功し、工場を経営しつつ市長にまで上り詰めます。彼の持つ正義は「弱者の救済」です。そもそもパンを盗んだのも飢え死にしそうな妹の子どものためでした。彼の視線は常に社会的な弱者に向けられます。対するもう一つの正義はバルジャンを執拗に追いかける警部ジャベールのものです。彼の正義は「法の精神の遵守」です。法を犯す者に対してはいかなる情状も許しません。厳しく追及し、捉え、法の裁きにあわせます。二人がそれぞれに持つ正義感は尋常なものではありません。徹底しています。
 彼らは自分の正義をそれこそ心、精神、力、思いを尽くして貫こうとします。そして彼らはそれこそが神の御心(思い)であると信じて疑わないのです。だからこそ自分の正義に命をかけます。しかし私たち人間が掲げる正義はいつも限定的です。完全ではありません。人それぞれ、自分の感じる、信じる正義を掲げ、貫こうとするのです。当然そこには衝突も起こります。しかしその衝突がエネルギーとなり新たな世界を生み出す事もあります。レ・ミゼラブルの背景にあるフランス革命などはまさに正義の衝突から生まれた出来事でしょう。
 この革命のためには多くの人々(特に若者)の血が流されました。やはり人の正義は完全ではありません。私たちが正義を掲げるとき、常に注意しなければならないのは、これこそが絶対であるという「思い込み」です。人間はどんなに敬虔になったとしても神の思いを完全に汲み取る事は出来ないのです。常にどこかで「ひょっとしたら自分は間違っているのではないか?」という問いが必要です。そして自分の正義を一番にするのではなく、私たちを全力で愛して下さる神の愛にどれだけ応えようとしているかを優先すべきなのです。ちなみにこの映画には聖書の言葉がたくさん出てきます。これから観る予定の方はマタイ25:40を読んでいく事をお勧めします。

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子どものさんびといのり

幼稚園で子どもたちが月々に歌うさんびかと祈りをご紹介します。
どうぞご家庭でもさんびし、子どもと共にお祈りして下さい。

さんびか「イエスさまのため」
  こどものおすきな イエスさまのため
  わたしはどんな  ひとになろう
  きよくあかるく   ちからにみちた
  ひかりのこどもに なりましょう


さんびか「よろこび広げよう」
  1.よろこび ひろげよう
  2.さびしさ わすれよう
  3.あかるさ いつまでも
  4.みことば つたえよう
  ちいさな ぼくたちだけど
  イエスさまは どんなときでも
  あいして まもってくださる


      いのり
ふゆやすみもおまもりくださって
ありがとうございます
おともだちも ありがとうございます
がんばるちからも おあたえください



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