幼稚園だより(月報) 2012年9月
伊集院幼稚園主任教諭 麦野節子
夏休みいかがでしたか。子どもたちは様々な体験をご家族の皆さんといっぱいして、一段と心身共にたくましく成長されたことでしょう。
二学期の始まりは、親にとっては、ほっとしてうれしいことでしょうが、子どもたちにとってはまだお休みしたいな、のんびりしたいなの思いのようです。小学校の低学年の子どもたちに、「もうすぐ学校だね」と尋ねると「いやだ」「最悪」「まだ一週間お休みだったらいい」と言い、私自身も小学生の頃、夏の終わりになると、あぁこれで夏休みも終わりかと思うとなんとなく淋しい気持ちになったことを思い出します。
ちょっと後戻りするお子さんもいますが、行きたくないというお子さんのありのままの気持ちを受けとめ、認めてあげ、しっかりと抱きしめていくうちに、徐々に心も体も整えられ喜んで登園するようになることでしょう。
二学期、各クラスのお部屋は模様替えして子どもたちの登園を待っています。どんなあそびに取り組むのでしょうか。子ども同士の関わりの中で、どんな“おもしろい おもしろいね“が体験されてゆくのでしょうか、楽しみです。
我々大人は、子ども同士の関わりを温かく見守り、必要な声をかけつつ援助してゆきたいと思っています。
九月は十月のひかりの子大会にむかって様々な活動が、自由あそびの中で鬼ごっこ、かけっこ、リレーごっこなどあそびとして入ってきます。年齢別活動の中でも、その年齢に応じた活動が展開されてゆきます、お楽しみに。
九月とはいえ、まだ暑いですね。台風の到来もあります。
台風になると停電になりローソクの灯をともし、家族全員が肩をよせあっていたことが懐かしく甘酸っぱく思い出されます。家族って本当にいいですね。
私たちの家庭がもっと幸せになるために、家族であることをまず神さまに感謝し、互いに助け合い、分かち合い、スキンシップを豊かにしてゆきたいものです。
長い夏休みご苦労様でした。二学期も保護者の皆さんにはいろいろとご協力をお願いすることがあります。どうぞ宜しくお願い致します。
聖句「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である」
伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一
数年前、平和学習ツアーで沖縄を訪れました。その時に南部の海岸にはえているガジュマルの木を見せてもらいました。10メートル以上はある立派な木でしたが、立派なのは見える部分だけでなく、その根っこです。ガジュマルの根っこは土の中で何十メートルも複雑に張り巡らされています。なので、ちょっとやそっとの風では倒れません。沖縄は鹿児島以上に台風の多いところです。特に海岸線などは何も守ってくれるものがありませんから、直撃を受けます。しかし地面にしっかりと張った根っこをもつガジュマルの木はどんな大きな台風であっても倒れないのだそうです。たとえ台風の直撃を受けたとしても、どっしりとその場に立ち続けます。
私たちの人生におけるガジュマルの木は何でしょうか?どんな時でも動いたり揺らいだりすることの無い存在。そこにつながってさえおけば安心できる存在。聖書はイエス・キリストがそんな存在だと言います。「ぶどうの木」と表現されているイエス・キリストは私たちを罪の嵐から守ってくれます。嵐の中で揺れ動く私たちの心をゆったりと受け止めてくれます。このキリストにつながっている限り安心なのです。
教会は、そんなイエスさまにつながっている人々の集まりです。自分が弱く、揺らぐことを自覚し、認めている人たちの集まりと言ってもいいかもしれません。でも弱いからこそ助けが必要であり、その助けがどこから来るのかを聖書を通して知らされているのです。だからでしょうか、教会の人たちはお互いのために祈り合います。お互いに神様の助けと祝福があるようにと祈ります。いえ、お互いのためだけではありません。この世界のために、この町のために、幼稚園の子どもたちのために、保護者の方々のために、教職員のために、教会の人たちは日々祈り続けています。よかったらこの「キリストの枝の集まり」にいらっしゃいませんか?心からお待ちしています。
子どものさんびといのり
幼稚園で子どもたちが月々に歌うさんびかと祈りをご紹介します。
どうぞご家庭でもさんびし、子どもと共にお祈りして下さい。
さんびか「主はぶどうの木」
主はぶどうの木 わたしは枝です
いつもはなれずに
主はぶどうの木 わたしは枝です
ゆたかなみをむすぶ
さんびか「きみが好きだって」
1.「きみがすきだ」って だれかぼくに
いってくれたら ソラ 元気になる
2.「きみがだいじ」って だれかぼくに
いってくれたら チョット どきょうがつく
3.「きみといくよ」って だれかぼくに
いってくれたら ホラ その気になる
4.きみがすきだよ ともだちだよ
イエスさまのこえが きこえてくる
いのり
かみさま、なつやすみのあいだもおまもりくださって
ありがとうございます。
いろんなことにがんばるちからを
おあたえください。