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幼稚園だより(月報) 2012年1月


1月
今月の主題「とりくむ」

伊集院幼稚園主任教諭 麦野節子

 新年おめでとうございます。冬休みはいかがでしたか。震災にあわれた方々のことを思う時、家族が共に新年を迎えられたこと、これだけでも、なんと幸せなことでしょう。今年も自分に出来る支援を考え実行しつつ、苦しむ方々と共に生き、絆を深める努力をしてゆきましょう。
さて一月、幼稚園では様々なお正月用品が子どもたちを待っています。外では、こま、羽子板、バドミントン、手まり、室内ではカルタ、トランプ、絵合わせ、すごろく、福笑い、けん玉など。さて、誰がどれにとりくむことでしょうか。冬休み中に、お家でカルタとりをし、字を覚えた子どもたちは、喜んでカルタとりにチャレンジすることでしょう。
なかでも難しいのは、こままわしです。既にまわせる子どもたちもいますが、まわせるようになるまでには、それはそれは忍耐と努力を要します。先生たちにひもの巻き方、投げ方を教えてもらい、周りの子どもたちの「失敗は成功のもと」「がんばったらきっとできる」の声援の中でまわせるようになります。同年齢、異年齢の幼子たちの関わりの中で、自分の気持ちを伝え相手の気持ちを聞きあえるようになります。三学期になると相手の存在をよく理解し分かり合って仲間意識も強くなってきます。子どもは子どもの中で育つと言われますが、幼稚園という世界は、なんと素晴らしい子育ての場でしょうか。自由に遊べる場所と時間と子どもたちと先生方の温かいまなざしと支援の中で心身共に豊かに成長してほしいと願っています。二月には生活発表会があり、どのような形で保護者の方々に自分たちの成長を見て頂こうかとクラス毎で考えて発表してゆきます。クラスみんなで力を出し合って取り組んでゆきます。どうぞ楽しみにお待ち下さい。子どもたちが自己表現を豊かにするために、各ご家庭で次のことを頑張って下さいね。
  1.互いにあいさつをする
  2.子どもの話を喜んで聞き、うなずいてあげる
  3.短いお話作りをたのしむ
  4.絵本を読んであげる
  5.出来るだけ一緒にあそぶ
お互いに風邪、インフルエンザに気をつけつつ励んでゆきましょう。今年もどうぞ宜しくお願い致します。

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聖句「心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くし、思いを尽くして、
あなたの神である主を愛しなさい」(ルカ10:27)

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 新しい年、2012年を迎えました。一年前の今頃、誰が3月11日の出来事を予想したでしょうか。2011年は私たちにとって決して忘れることの出来ない年となりました。あれから10ヶ月がたとうとしています。復興は徐々に進んでいっているというニュースを目にしますが、被災地における厳しい暮らしは急には変わりません。津波が全てを飲み込んだ陸前高田市に奇跡の一本松と言われる松の木があります。周りの全ての木がなぎ倒される中、文字通り「一本」だけ立ち続けた松の木です。この木は人々に希望と勇気を与えました。しかし残念ながらこの一本松も海水に浸った故に、いずれ枯れてしまう運命にあります。「君は愛されるため生まれた」という歌がありますが、その歌に応答するようにして生まれた歌があります。「もう一つの実を望まれ」です。さびの部分はこのように歌います。「♪君は愛されるため、そしてその愛伝えるため、主から選ばれてこの世に植えられた。もうひとつの実を望まれ。」今必要なのは新しい希望です。そしてその希望を植える人が必要です。キリスト教では何かご利益を得るために神様を信じ、仕えるのではありません。むしろ既に神によって無条件に愛され、恵みを受けているので、その応答として慈善の働きをします。そして自分に出来る小さな働きを担うことこそ、神を愛することに他ならないのです。一人で実らせることの出来る量は多くはありませんが、みんなで担えば多くの実を実らせられるでしょう。2012年、私たちはどのような実を実らせるのでしょうか?

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今月のコラム~祈り~

「神さま、新しい年を迎えました。伊集院幼稚園が3学期の生活を始められることをありがとうございます。 
昨年は大震災により、多くの命が奪われ、日本中が悲しみに覆われた年でした。今も大きな悲しみの中にあり、未だに不便な生活の中にある方が多くいます。また被災地でなくても、愛する家族を天に送られた方、外で暮らさなくてはならないホームレスの方、また家はあっても孤独な思いの中でいる方などが大勢いらっしゃいます。特に今は寒い冬です。心もとても寒くなる時です。
神さま、あなたがその方々と共にいて下さい。少しでも心があたたかくなるような出来事を与えて下さい。体が温まる食べ物を与えてください。
神さま、この私には何が出来ますか?頭では色々と考えますが、つい自分の周りだけを守ろうとしてしまい、なかなか行動出来ない小さな弱い者です。でも心からの笑顔が日本の中に、世界の中に1つでも多く増えてほしいのです。
こんな私ですが、ぜひ知恵と勇気と行動できる力をお与えください。そして神さまが私とも一緒にいて励まして下さいますようにお願いいたします。神さまの御心がなりますように・・・」

昨年2011年を表す漢字は「絆」でした。
ますます絆が強くなり、どんどん絆が広がっていく年になることを願っています。



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