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幼稚園だより(月報) 2011年12月


12月
今月の主題「感謝する」

伊集院幼稚園主任教諭 麦野節子

 12月を迎えました。幼稚園のイチョウの葉も黄金に輝き、やっと散り始めました。室内には、クリスマスの装飾があちこちにあり、クリスマスソングが流れています。あぁクリスマスが来たんだなぁ、「イエスさまありがとう」の思いになります。私の子どもの頃、母が大きなクリスマスツリーを飾り、お客様を招いて食事をし、イヴの夜にはサンタさんの登場となり今も懐かしく思い出されます。幼稚園のページェントで使っている、まぶねにねむるイエスさまは、実は母が嫁入りする私に持たせてくれた人形で、毎年ページェントで見る度に、亡き母をしのび涙があふれ、お母さんありがとうとつぶやいています。
11月中旬から幼稚園ではページェントに取り組んでいます。その年齢の大きな成長がみられ感謝な思いにみたされます。青帽子さんの男の子は兵隊、ヨセフ、羊飼い、博士、女の子はマリアと天使と自分の思いで役に取り組み、見事にやり遂げています。
赤帽子さんの男の子は宿屋さん、女の子はお星さまになり、意気揚々と無邪気にその役になりきり喜んで演じています。白・ピンク帽子さんたちは羊の役で、羊飼いの後についてまわり、たった一つのセリフ、「羊飼いさん、イエスさまはここにいるのかな」を言いますが、なかなか覚えられず、本番はどうなることでしょうか、お楽しみに!羊飼いさんの指示通りついてまわれるだけで大した成長だと思います。
いよいよ明日はページェントですね。子どもたちはお家の方々に見てもらえてうれしいの思いと緊張感の中でがんばることでしょう。我が子の成長ほどうれしいことはありませんね。
今年、3.11を思う時、当たり前のことがいかに感謝すべきことなのかと痛切に思わされます。今日もいのちを与えられていること、家族があり、住まいがあり、不自由なく生活できること、なんとありがたいことでしょう。心の中に不平不満ではなく、ありがとうの思いをもって日々を生きてゆきたいものです。
ありがとう後には、微笑みが生まれてきます。あなたの微笑みが子どもに、周りの人に優しさと愛されている喜びを与えてくれます。
師走に入り忙しくなってもちょっと立ち止まり、微笑みを忘れずに過ごしたいものです。微笑みは他者を喜ばせ、自分の心にもほのぼのとした喜びを与えてくれます。では皆様よい新年をお迎え下さい。

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聖句「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」(ヨハネ3:16)

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 クリスマスおめでとうございます。クリスマスは喜びのとき、ワクワクする時です。子どもたちもサンタさんからのプレゼントは何かと心弾ませていることでしょう。そんな子どもたちも大きくなっていくと様々な出来事を経験し、様々な葛藤に出会うでしょう。特に思春期になると心身のバランスの崩れから不安定になりがちです。時には「自分は生きていて良いのか」「生きる意味とは何なのだ?」といった深刻な悩みを持つ時もあるでしょう。また、物事が上手く行かず、落ち込んでしまう時だってあるはずです。そんな子どもに何と声をかけますか?どん底まで落ち込んで、全く希望を見つけられないでいる子どもに対して、こう言ったら良いのだそうです。「大丈夫、あんたはお母さんの子どもだから。」自分をこの世に産み落としてくれた母親が丸ごと子どもの存在を受け止めているという事実に子どもは大きな安心を抱くのです。自分には守ってくれる人がいる、ということを確認出来たとき、人は自分の足で立っていけるのでしょう。
父なる神は人を丸ごと愛し、受け止めて下さるお方です。そして人と共に歩む者として独り子を遣わし、人々に希望を与えました。この神の一人子、イエス・キリストには別名があります。インマヌエル(主は共におられる)です。クリスマスはこのイエス・キリストが生まれた日。私たちが丸ごと受け止められ、包まれる日です。どんな人でもこの愛に招かれる日です。だからクリスマスは嬉しいし、ワクワクするのです。教会ではこのイエス・キリストの降誕を祝う礼拝を行います。一緒に愛に包まれる経験をしてみませんか?

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今月のコラム

想像してみてください。冬の寒~い暗~い夜、馬小屋で出産することを・・・。
世界中でお祝いするクリスマスはそんな状況の中でお生まれになった方、イエス・キリストの誕生を喜ぶ時です。
私が伊集院に来て初めてのこの時期、幼稚園のページェントの練習中に飼い葉桶の中に寝ている人形(イエス様)を見てとても驚いたのを覚えています。なんとイエス様はブルーのベビードレスを着ていたのです。私はすぐに近くにあった茶色の布をかぶせました。聖書には「布にくるんで飼い葉桶に寝かせた。」と書いてあります。
救い主と呼ばれるイエス様がなぜ、素敵な服を着ることもなく、馬小屋の貧しさの中で生まれたのでしょうか?
イエス様は社会の中で弱くされている人、困っている人をまず大切にされました。そしていつも喜ぶ人と一緒に心から喜び、泣く人と一緒に心から泣かれたのです。そしてイエス様のこの世での生涯の最後は人の罪のために一番キツイ十字架刑にかけられました。最後の最後まで、自分のためでなく、人のために生きられた方なのです。そのイエス様は目には見えなくても今も私たちの心に生きて、いつも一緒にいて下さるのです。うれしい時もつらい時も、今この時もです。
イエス様は人を愛し、愛されるためにこの世に来られました。「愛」の方法を私たちに教えて下さったのです。
普段は人を愛することの少ない私たち。イエス様の誕生を祝うこのクリスマスに、いつもとは違う誰かを愛することを心にとめてみませんか?
「♪~イエスキリストが今、私の心に生まれた~。
その愛の深さに気付くこのクリスマス~♪」(さんびか)



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