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幼稚園だより(月報) 2011年10月


10月
今月の主題「考える」

伊集院幼稚園主任教諭 麦野節子

 今月のテーマは「考える」です。子どもたちが健全に育つために、今大人が考えなければならないことがたくさんあります。
まず放射能による環境汚染です。幸い鹿児島ではさほどその危険性におびえたりしませんが、福島、その周辺の方々は大変な状況です。子育て中の母親たちが今立ち上がりつつあります。一生けんめい考え、知恵を出し合い、インターネットで情報を提供し合い互いに協力しつつ、今を一生けんめいに安全に生きる方法を模索しています。
 次は子どもの脳の健全な成長です。今子どもたちの脳は、様々なことでダメージを受け傷ついています。電磁波を受けやすい環境(テレビ、レンジ、携帯電話など)子どもの身近な所にこれらのものがありいつの間にか電磁波を受けています。 テレビの見すぎにより特に0才~2才ににかけてのやわらかい脳へのダメージは大きいものです。時間を決めて見ましょう。できるだけテレビ以外であそびを楽しみましょう。
 ほとんどの食品が添加物を含んでいます。できるだけ添加物の入っていない食品、自然で本物の食材を求めましょう。おだしもにぼし、こんぶ、かつお、しいたけなどでとる努力をしましょう。子どもたちに天然の味のおいしさを教えてあげましょう。また我々の皮膚からも、体に良くないと言われる物質が次々と入ってきます。様々な宣伝に惑わされず、これは本当に体に良いのかなを第一に考えつつ商品を選んでゆきましょう。
 さて、光の子大会を前にして、年長さんには三つの約束があります。よくみる、よくきく、よくかんがえるです。どれも大切なことで就学までに達成したいところです。一生けんめいにとびばこにチャレンジしています。どうしたら跳べるようになるのか、何度も繰り返し跳んでいます。もう1回、もう1回、よーしがんばるぞ、跳べるようになりたい、だめかな、やめてしまおうかな、そんな気持ちの揺れ動く中でがんばっています。周りの友だち、先生方の声援の中でついに跳べるようになります。毎年、やったー、がんばったねと先生と子ども、子ども同士で喜びあい抱き合う姿が見られます。
さあ、もうすぐ光の子大会です。それぞれの年令でがんばっています。おいしいおやつ、おいしい食事、早寝早起きを宜しくお願い致します。

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聖句「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい」

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 9月に被災地を訪れてきました。震災から6ヶ月経った被災地は思いのほか落ち着いていて、ここから復興しよう、という気持ちを感じました。しかし地震と津波によって文字通り「全て」を失った人がいます。家を、仕事を、学校を、そして愛する者を。「時が傷をいやす」と言いますが、先行きの見えない将来をひとりぼっちで生きていかなければならないとき、時はむしろ傷を広げていくのではないかと思います。
今月の聖句に出てくる「喜び・祈り・感謝」はキリスト教の信仰にとって根本になる事柄です。しかし災害で全てを失った者が喜べるでしょうか?感謝出来るでしょうか?聖書にはこのような言葉もあります。「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」(ローマ12:15)私たちは一人ではない。共に生きている。だから他者の思いに心を寄せよう、ということです。けれどもこの状況で一体何を共に喜べば良いのでしょう?難しい課題です。
しかし今月の言葉には喜びと感謝にはさまれるように「祈り」があります。人はどんな時に祈るのでしょう?喜びにあふれているときよりも、悲しみに打ちひしがれているときではないでしょうか?苦しみの中に何の希望も見いだせない時、人は祈ります。自分に絶望し、言葉を失った時、人は祈ります。時に沈黙が祈りとなります。その時に人は耳を傾けます。神の声に耳を傾けます。その神は聖書を通して語りかけるのです。「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」と。今は苦しみだけかもしれないが、いつかきっと喜べる日が来る。いつか全てのことに感謝出来る日が来る。神がそのことを約束する。この言葉は人を祈りに生きることに導き、そこにある希望に気付かせてくれるのです。

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今月のコラム

みなさんは子育てに余裕はありますか?
私は自分の子どもたちが乳幼児のころの子育てが大変だった!と思った記憶はあまりないのですが(すぐに過ぎたことは忘れてしまうので)その頃の私はやっぱり余裕がなかったんだな~、と今になってたくさん反省・・・です。
園では具合が悪くなったり、眠たかったり、甘えたくなったりと職員室のベッドで横になる子どもがいます。その子たちの横で様子をみながらゆ~ったりとおしゃべりしたり、「大丈夫だよ」と思いながら頭や背中ををさすっていると、その子たちがいつも以上に「かわいい~❤」と感じます。きっと私の心に余裕があるのでしょうね。自分の子どもが小さかった時は子守唄を歌いながらも心では「早く寝て~!まだ片づけが残ってるから~!自分の時間も欲しい~!」などと思っていたことを思い出します。子どももきっとその気持ちを察していたのでしょう。「もういいよ。一人で寝るから」と言われたこともあります・・・。子どもが小さくて手がかかるのは人生の中のほんの少しの時間です。もっと余裕をもって子どもと関われればよかったな~、と少し後悔もありますが、その時は本当に必死だったのだと思います。
秋は様々な行事が園でも学校でも地域でも行われ忙しい時です。様々なことに追われ追われ追われ・・・。
だからぜひ知ってほしいのです。私たち大人にも目には見えなくても「大丈夫だよ、あなたはとってもかわいい~❤」と余裕をもっていつも一緒にいて下さる神さまがいることを。私たちの力には限界がありますが神さまは全能です。神さまに祈り、委ねることでいっぱいいっぱいの私たちを助けて下さるのです。ぜひ「神さま、~~」と思いのままにお祈りしてみて下さい。
ステキな実りのある秋になりますように☆



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