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幼稚園だより(月報) 2011年9月


9月
今月の主題「ためす」

伊集院幼稚園主任教諭 麦野節子

 長い夏休みいかがでしたか。ちょっと気持ちもゆっくりとし、ゆとりをもって親子で過ごし、新たな我が子の一面を発見したりと楽しい一時を過ごされたことでしょう。まだまだ日中は暑いけれど、朝はずいぶん涼しくなり、秋の訪れを感じます。
さあ心新たに、心はずませて二学期のスタートです。 よろしくお願い致します。
九月のテーマは「ためす」です。夏休み中、子どもさん方はいろんな体験をし、ためしてみたこともいっぱいあることでしょう。カブトムシさがしで野山へ早朝お父さんと出かけたお子さん、クッキング、お洗濯、家事手伝いをお母さんとして楽しかったお子さん、祖父母や親戚宅に子どもだけでお泊まりし、ドキドキしたり、自信のついたお子さんなどおられることでしょう。
九月の子どもたちはぐんと背丈も伸び、日焼けし、たくましく見えるのはこれらの体験によるのでしょうね。 先生、あのね○○したの、○○行ったのと夏のカレンダーを見ながら子どもたちはお話してくれます。
八月下旬、YMCAの体操の先生方から、準備体操、整理体操、とびばこの指導の講習を受けました。今年は、今まで以上に充実したよい指導のもとで、とびばこへのチャレンジが行えるようで楽しみにしています。
子どもたちの発想はゆたかで意欲に満ちています。砂場あそび、泥だんご作り、虫とり、おしろい花、葉っぱのジュース作り、鬼ごっこ、かけっこ、リレーごっこなど、友だちとの関わりの中で自分の思いを伝えあい夢中になってあそんでいます。
お父さんお母さんは、私のことどんなことがあっても受け入れてくれるという絶対の信頼があるから、子どもたちは意欲に満ちて日々を過ごすことができるのだと思います。

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聖句「私はぶどうの木、あなたがたはその枝である」

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 8月に誕生日を迎えました。今年は誕生日にあることを考えました。それは「丈夫な体を与えられて感謝だな」ということです。自慢ではありませんが、私はこれまで一度も骨折をしたことがありません。子どもの頃は人並みに外で遊び回っていたので、骨折をしてもおかしくないような怪我は何度か経験しましたが、骨折には至りませんでした。自分なりに分析すると、それは私の骨が太いからだと思います。 若い頃はこの太い骨と脚がコンプレックスでした。しかし今になってみるとそれは恵み以外の何ものでもないことに気付かされたのです。幼稚園にいると子どもたちが飛びついてきます。しゃがんでいると背中に乗り、あっという間に肩車のポジションに乗ってきます。二人、三人と飛びついて来ることも珍しくありません。さすがに三人乗ってくるとぐらつくのですが、二人までならゆとりを持って子どもたちを支えられます。そしてそれを可能にしているのが太い骨だと気付かされたのです。
子どもたちは私が彼らを落とすとは全然考えていないでしょう。飛びついても大丈夫だ、という絶対の信頼をもって飛びついてきます。
 私たちの主、イエス・キリストは樹齢数千年の屋久杉よりもどっしりとした木です。誰が飛びついても、何人飛びついてもびくともしない、絶対的な柱です。この大黒柱につながっていれば安心なのです。落っこちないのです。
 2学期(秋の生活)の歩みも子どもたちがしっかりとこの柱につながっていけるように祈りつつ歩みたいと思います。そして年齢と共に筋肉の衰えを感じる今日この頃、子どもたちの期待に応えられるように身体をしっかりと鍛えておかなければと思います。

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今月のコラム

 この夏、北は北海道、南は鹿児島から集まってきた中高生と一緒に私は広島で4日間を過ごしました。いつもはテレビで見る8月6日の平和記念式典にも初めて出席しました。 
中高生も私(リーダー)も66年前に起きた広島の原爆の事を中心とした事前学習を行って広島に出掛けました。そして実際にその場に足を運び、その土地を感じ、もっと詳しく出来事を知り、今もなお苦しんでいる方々とも出会いました。
その出会いで参加者はそれぞれが変えられていったのです。すると66年前の出来事が他人事ではなくなりました。「被ばく者」の方々からは直接お話を聞きました。思い出すことも辛くキツイことを緊張して一生懸命に話して下さいました。本当に感謝でした。その時私は「この話を自分の子どもたちにも聞かせたい」と強く思ったのです。被ばく者の方々は高齢になってきています。いつまでも生の声を聞くことはできません。けれどこのことは、絶対に忘れてはいけない。
二度と同じことが世界の中で起こってはいけないひどい出来事なのです。
 今の子どもたちが大人になった時は平和な社会であってほしいと親は願うでしょう。そのために私たち親や大人は目と心を開き、まず自分が色々なことを知り、そして子どもたちに伝えていく、という大切な役割があります。
毎日子育てや仕事に追われると自分の許容範囲が狭まり、あまり気にしなくていいことでも口出しをし怒ってしまったり、ということありますよね。子育てって本当に大変です。でも私自身が目先のことだけでなく、新たな気付きを与えられると子どもへの接し方も変わるのだと思います。大きく将来のことに目を向けつつ、毎日を大切に過ごしていきたいものです。
「今」が子どもの「将来」につながるのです。



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