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幼稚園だより(月報) 2017年3月


3月
今月の主題「希望」

伊集院幼稚園 園長 美園実保

 先月は、鹿児島でも雪の体験を少しだけすることができましたね。そこからあっという間に小さな春探しができる季節になり、園庭の隅っこには、春の草がしっかりと根をはっています。いつの間に?といった感じです。菜の花、木蓮、すみれ、雪柳等、春の訪れと共に色づく季節です。
 4月から一緒に過ごしてきた仲間が、かけがえのない存在であると感じる3月です。お互いの主張のぶつかり合いや泣いたり笑ったりと、たくさんの思い出を作ることができました。そして、この時期の子どもたち、春の別れをきちんと理解しています。その春をめざして、今を大切に惜しみながら遊んでいる子どもたちがたくさんの希望を放ってくれます。そして、この時期を共有できる保育者という仕事をして良かったなあと思う瞬間です。
 今年度は、特に新園舎建築という時を子どもたちと一緒に過ごし、忘れられない年度となりました。
 限られた園庭で今年の子どもたちが精いっぱい工夫しながら駆け巡る姿に私たち保育者も励まされました。新園舎建築という見える形での希望はあるものの、今を大事に安全とあそびの充実を図る時、工夫と、決断が度々求められました。子どもの遊びにも砂場や園庭のあちらこちらで工事ごっこが盛んになったのも今年ならではです。
 保護者の皆様にもたくさんのご協力を頂き、ご不便をおかけする中で工期の半分をもうすぐ迎えます。本当にありがとうございます。安全第一です。工事する方々、大切な子どもたち、私たち保育者、現場の責任を担う方々、近隣の方々のことを、覚えて祈ります。
毎朝、朝礼で職員一同、心を合わせて祈ります。また、この幼稚園のことを覚えて伊集院教会の皆さんがいつも祈っています。
 青帽子さん、小学生として旅立つ春ですね。お別れは寂しいけど、イエス様がいつも一緒。大丈夫です。ずっと祈っています。旧園舎のお別れと新園舎の内覧会にもご招待しますね。ありがとう…楽しみに待っててね。

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聖句「主はわたしの光、わたしの救い、わたしは誰を恐れよう。」(詩編27:1)

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 幼稚園の一年が終わりを迎えようとしています。春、不安な顔でお母さんと別れていた子どもたちは、今は毎日笑顔で幼稚園にやってきます。先輩たちにたくさんお世話をしてもらったピンク帽子、白帽子さんたちも、今では誰かのお世話をできるほどに成長しました。そんな子どもたちは毎日の保育の中で神様にお祈りをしてきました。目には見えないけれど、私たちの言葉を聞いてくださる神様。子どもたちは日々の祈りを通して、神様との信頼関係を築いてきました。この神様との「関係」は子どもたちに力を与えます。光がどこにあるかを知るとき、迷いがなくなります。本当の光のありかを知っている子は、恐れなく前進していくことができるのです。
 ある友人は荒れた家庭に育ちました。自分以外の兄弟は皆前科者。刑務所経験者です。両親はというと、そんな手のかかる兄や姉に気を取られ、友人の事はほったらかしです。そんな環境で育った友人は、いずれ自分も犯罪に手を染めてしまうのではないかという恐れ、そして全く自分を省みてくれない両親に絶望し、自殺しようと決意します。自宅の部屋で泣きながら祈った後、死ぬ前に最後に聖書を開きました。その時、友人は詩編27:10の言葉に出会います。「父母は私を見捨てようとも、主は必ず、私を引き寄せてくださいます。」その時友人は気づくのです。一番近い存在であると思っていた両親でも自分を見捨てる時、それでも自分を見捨てない存在があることを。その言葉によって救いを得、死ぬことをやめた友人は、後に神様の愛を伝える宣教師になります。
 幼児期は人生の土台を作る時です。心も体も柔らかい時期に、「あなたは生きていていい」「あなたは無条件に愛されている」「あなたは大切なかけがえのない存在だ」というメッセージを受け続けることは、その子がその後の長い人生を生きていく上での大きな力になります。伊集院幼稚園を巣立つ子どもたちはそんな神様からの愛のメッセージをたっぷりと受けて世の海原に漕ぎ出します。
 卒園した後は教会学校があります。子どもから大人まで、神様の愛の言葉である聖書を学び、生きる喜びを学び合う学校です。毎週日曜日の10時から、教会でお待ちしています。ぜひ親子でお越しください。皆様が素晴らしい春を迎えられますように祈ります。

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”マナ タイム”通信(12)

伊集院幼稚園教諭 麦野節子

 

私は75歳。かつては、嫁であり、今は、姑の立場です。
結婚して半世紀の今、両方の立場が分かるようになりました。

嫁姑の関係は、むずかしいですね。
それは、生まれ育ちも、考え方も、全く異なる他人同士が
結婚を機に嫁姑になり、なかなか互いを理解しあえないからです。
そのためには、互いに遠慮することなく気持ちを伝えあう
必要があります。互いにだんまりだと理解しあえません。

嫁の立場のみなさん、大いにおしゃべりさんになってくださいね。
姑の立場は、私もそうですが、息子を取られてしまったという寂しさがあります。
姑が愛して育てたあなたの夫を、大切にしてくださいね。
両親は、独立した息子・娘の新家庭が、愛の絆で結ばれ、平和であればそれだけで、十分、幸せなのです。

愛の「あ」は、「ありがとう」のあ、「い」は、いいよ(許し)・いいね(良い)のい。
「感謝と許しと謙遜」 こんな気持ちで互いに生きるとき、
嫁姑の関係は、超ハッピーになりますよ。

*今年度、最後のマナタイム!! 
みなさまのご参加をお待ちしています。
(3月7日火曜日、午前10時・ザビエルホール1階)

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