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幼稚園だより(月報) 2016年8月


8月
今月の主題「団欒」

伊集院幼稚園 園長 美園実保

 夏休みを迎え、年長さんの夏の大きなイベントお泊り保育も無事終了いたしました。保護者と我々保育者が「お泊まり大丈夫だろうか?」と心配をしていた子が少しは泣いても、案外さっさと寝入り、大丈夫だと思っていた子が、思いのほか豪快に泣き出したりと、2016年のお泊まりの夜は更けて行きました。朝を迎えた年長さん、どの子も自信に溢れた表情です。朝食後の水遊び、流しそうめん、そしてスイカ割りと、びっくりよく食べました。お家では、ぐっすり長いお昼寝だったことでしょう。わたしたち保育者、職員も深い眠りの木曜の夜でした。  さて、夏も本番、8月です。朝昼晩の「お三どん」に給食の有難味が身にしみてカレンダーを見つめる親の心は、皆一緒です。「お腹すいたぁ」の声に励まされ、ワイワイガヤガヤ食す中に団欒(だんらん)があるのだと思います。 団欒ときくと、真っ先に思い浮かぶ風景は、丸く座っての食卓です。辞書には、楽しい集まり、集まって車座に座ること。とあります。食事こそ、団欒を作り出すことができるのですね。  子どもたちにもこの団欒作りのお手伝いをさせて欲しいと願います。園で過ごした1学期に給食の配膳、片付けは皆出来るようになりました。失敗と時間がかかること多々ですが、夏休み中にもご家庭でこの積み重ねをさせる、させないの違いが2学期にすぐ現れます。家庭教育ならではの、役に立てるという充実感を子どもたちに与えていただき、ついついイライラする時こそ、「ありがとうね~」「助かる〜」の言葉を連発して乗り切っていきましょう。  小さな働きを認め合い、作り出す団欒こそが聖書の語る「平和を作り出す者」になれる第一歩と思います。大きなことは出来ませんが、小さな平和つくりをそれぞれの家庭でお願いします。そして、お父様方、この夏を必死になって乗り切ろうとしているお母様方の応援を広い視野と愛をもって、普段にも増して頑張ってくださいね。

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聖句「平和を実現する人々は、幸いである」(マタイ 5:9)

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 毎年8月は平和について色々と考えます。8月6日は広島に原子爆弾が落とされた日、9日は長崎に、そして15日は日本が戦争に敗れた日。71年前に起こった出来事に心を向ける時、今の日本はなんて平和で恵まれているのだろうかと思います。しかしこの平和はただ、のほほんと過ごしていては守れないものです。平和な世界が実現している背景には多くの人の努力と犠牲が伴っているのです。
 7月末に私たちの教会が属する日本バプテスト連盟南九州地方連合の大会が沖縄で開催され出席してきました。初日の夜に沖縄の牧師から話しを聞いたのですが、なんとも言えない複雑な気持ちになったのです。ある調査で沖縄の人に「あなたは何人だと思いますか?」という質問に対して、「沖縄人(ウチナンチュー)」と答えた人が42%、「日本人(ヤマトンチュー)」が26%、「沖縄・日本人」が30%だったそうです。もし私たちが同じ質問をされたら、ほとんどの人が「日本人である」と答えるでしょう。しかし沖縄の人にとって自分が何人であるかという問いは、私たちが考えるよりもとても複雑なのです。
 その複雑さを生み出しているのが歴史です。沖縄はもともと琉球王国という独立した国でした。他国と決して争わず、やってくる国をもてなすことで関係を作る平和な国でした。その琉球は明治政府によって処分され、無理やり日本の県に組み入れられたのです。そして琉球王国は滅んでしまいました。また太平洋戦争では県民の4人に1人が犠牲となった沖縄戦があり、戦争が終わった後も米軍基地が座り続けています。その状況は今も続き、さらに新しい基地建設も議論される中、沖縄の地ではその地に住む者の命を守るために命がけの毎日を過ごしている人が多くいます。歴史は過去のことでなく、今も続いているのです。その事柄に今の私たちも関わっているのです。
 そんな現実を目の当たりにして「平和を実現する人々は、幸いである。」というイエス様の言葉をどう聞いたら良いのでしょうか?今私たちが享受している平和は沖縄の犠牲の上に成り立っているものです。だとしたらその沖縄に、沖縄の人々の声に耳を傾ける必要はないでしょうか?イエス様は最も大切な掟として「神と隣人を愛しなさい」と命じました。愛することは関心を持つことです。今年の夏は平和について、沖縄について子ども達と考えてみませんか?

8月7日(日)
「平和についての学び」(10時と13時)

8月14日(日)
「平和礼拝」(10時45分)

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”マナ タイム”通信(5)~思いやり、自己肯定感

伊集院幼稚園教諭 麦野節子

 

~夏休み いかがお過ごしですか?
すばらしい言葉をお送りします~

子どもは親の鏡
けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない (続)
    「子どもが育つ魔法の言葉」(ドロシ-ローノルト著)
詳しく学びたい方は、ぜひこの本をお読みください。
9月に、みなさまのご参加をお待ちしています。

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