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幼稚園だより(月報) 2016年7月


7月
今月の主題「探求」

伊集院幼稚園 園長 美園実保

 梅雨末期の大雨ですね。鳴り響く雷に寝不足気味の子どもたちも多いかと思います。大きな災害が起きないことを祈る毎日です。
湿度も高く、ばい菌たちが悪さをするには、絶好の条件が揃っている時期でもあります。あせものかゆさや鼻の中が気になってかきむしり、そこに黄色ブドウ球菌が入り込み、字のごとくとびひ(飛び火)になってしまうパターンが増えてきました。お互いに子どもたちを良く観察していきましょう。症状が出た場合は、早めの病院受診をお願いします。
白帽子の男の子が、雨降る外を眺めながら手には帽子を握りしめています。「おそとであそびたい。」と。先生に気持ちをわかってもらえて、軒下遊びの水鉄砲、魚つり、シャボン玉遊びでやっと笑顔が戻ってきます。
その傍らには、上へ上へと大喜びに雨を受けている皆で植えた朝顔のつる、横へ横へと大喜びに雨を受けている芋苗が対称的です。
そして、待ち遠しいあおい夏空と夏雲がもうすぐやってきます。本当に、楽しみです。何をしてあそびましょうか。神さまが創られた自然に触れて、土や砂や水に大いに触れて心と身体を開放させて遊ぶことを7月のねがいにわたしたちは、掲げています。そのためにもどうぞ、ご家庭でも身近なお外へのお出かけや、お外遊びの声かけを一緒になって探求して行きましょう。水遊びのお洗濯物も大変でしょうが、健康管理と共に子どもたちを応援していく7月にしていきたいと思っています。『ひかりの子まつり』とともにどうぞ、よろしくお願いします。
また、4月からの子どもたちの育ちをわかちあうひと時として、面談を予定しています。20分という短い時間ではございますが年間の園生活のひとつの区切りとして一緒に振り返り、これからをまた、探求していくためにも、大切にしていきたいと考えています。
梅雨空に太陽の光と青空を待ち望みつつ、神様が子どもたちにさらなる成長を与えてくださることを祈りつつ、一緒に頑張っていきましょう。

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聖句「探しなさい。そうすれば、見つかる」(マタイ 7:7)

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 先日買い物に行ったスーパーで「おもちゃが欲しい〜」と泣きながら母親に訴えている男の子を見かけました。母親がレジで会計をしている間もずっと訴え続けています。なかなかの粘り。どうなるかなと見守っていましたが、最終的には彼の願いは受け入れられずおもちゃは買わないまま店を出て行きました。子育て中の方にとってはよくある光景ですね。みなさんならこんなときどうするでしょうか?
 今回の聖句「探しなさい。そうすれば、見つかる。」には前と後ろがあります。前は「求めなさい、そうすれば、与えられる。」後ろは「門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。」です。これはイエス様が弟子たちに語った言葉ですが、このあとイエス様は、パンを欲しがる子どもに石を与える親も、魚を欲しがる子どもに蛇を与える親もいないだろう、と言います。だとすると、「おもちゃが欲しい〜」と訴える子どもの願いを聞き入れなかった母親は悪い親ということになってしまうのでしょうか?でもイエス様は続けてこう言うのです。「まして、あなたがたの天の父は、求める者に良い物を下さるにちがいない。」
 イエス様は親の姿を通して神様の思いを表現したのです。なぜ親は子どもが望む物を「なんでも」買ってあげないのでしょう?それはそのことがその子のためにならないということをわかっているからです。「買ってあげる」愛情もありますが「買ってあげない」愛情もあるのです。神様も同様に私たち人間に素晴らしい人生を歩んで欲しいと願っています。けれども私たちの人生には、求めても与えられないこと、探しても見つからないこと、門を叩き続けているのに開かれないことがあります。
 そこでイエス様は最後にこう言います。「だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。」つまり「何のために求め、探し、叩くのか?」ということなのです。どんなに強い願いがあったとしてもそれが神様の思いと違ったり、自分のためだけのものであるならばその道は開かれません。神様は私たちに共に生きることを願われます。その神様の思いを求め、探し、叩くなら全ての道は開かれていきます。

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”マナ タイム”通信(4)~甘え わがまま キレる子

伊集院幼稚園教諭 麦野節子

 

 甘えは特に乳幼児から小学生に至るまでとても大切な行為です。甘えで相手の愛情を求めているのです。
甘えが満たされると愛されていると感じ、自分は愛される価値のある人間だと感じます。そして相互に信頼が生まれ安心感が育ちます。
甘えが満たされないと、怒りが生じ、価値のない人間と思い不信感が生まれ攻撃的となり、キレる子どもになります。
言うことをきかない我が子にいらいら大人の方がキレそうになることがあります。子どもが、自己中心で失敗ばかりし言うことを聞かないのは、まだ相手のことを思う能力や冷静に聞く能力が育っていないからです。
決して親をバカにしているのではなく、わざと困らせているのではありません。
子どもはありのままの今の自分を冷静に受けとめてもらい、一緒に愉快に過ごしたいのです。パパさん、ママさんがんばって下さいね。

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