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幼稚園だより(月報) 2015年12月


12月
聖句:ヨハネによる福音書3章16節

伊集院キリスト教会 牧師・園長 麦野達一

 12月が近づいても暖かい日が続きますが、12月5日には幼稚園のクリスマスページェント(降誕劇礼拝)が行われます。子どもたちが歌い、演じる可愛らしい姿は大人たちにとって何よりのクリスマスプレゼントですね。そしてページェントでは神様から人間への最高のプレゼントである救い主、イエス様の誕生が物語られます。クリスマスは様々な「贈り物」に満たされたときでしょう。
 そんなクリスマスシーズンを目前にした11月13日、フランスのパリで衝撃的な事件が起こりました。パリ市内の数カ所でテロが起き、130人もの方の命が奪われたのです。あまりの出来事に世界中が衝撃を受け、追悼の意を表しました。日本では東京タワーがフランス国旗の色(トリコロール)でライトアップされました。またフェイスブックでプロフィール写真にトリコロールを重ねる運動も広がりました。テロによって恐怖と痛みの中にあるパリ市民に対し、世界中が「共にある」という気持ちを贈ったのです。私もパリの方々への心からの慰めを祈りました。と同時に世界で起きたこの現象に少し違和感を感じたのです。実はパリの事件の前日、レバノンの首都ベイルートで2件の自爆テロが起き、43名の方が亡くなっていたからです。そしてその事件の報道はとても少なく、東京タワーがレバノン国旗にライトアップされることはありませんでした。
 この違いは何でしょう?どちらの事件でも多くの尊い命が失われてしまったのです。なのに世界の反応はまるで違うものでした。ここに世界の中に存在する「ゆがみ」を見ます。そしてそのゆがみが憎しみを生んでいるように思えてなりません。今回のパリのテロで12年間連れ添った妻を失ったレリスさんというフランス人の映画ジャーナリストが事件後に発表したコメントは大きな話題を呼びました。彼は妻を殺害したテロリストに対し「憎しみを贈ることをしない」と語ったのです。普通なら犯人を憎むところでしょうが、それこそがテロリストが望んでいることなのです。彼は憎しみを贈らないことで憎しみの連鎖を断ち切ろうとしているのです。クリスマスに誕生した救い主は、やがて人々の妬みと恨みの中で十字架につけられます。このキリストも憎しみを返すことをせず、憎しみ合うことしかできない人間の罪を十字架で背負われました。そのキリストの姿を弟子たちは受け継ぎ、平和を作る者となり、聖書の言葉によって私たちにもキリストは語りかけます。今年のクリスマス、世界に平和がもたらされることを心から祈ります。

2015年クリスマスイブ礼拝 
12月24日(木)19時 どなたでもどうぞ!

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12月のテーマ「うれしい」

伊集院幼稚園主任教諭 美園実保

 2015年の12月がやってきました。11月の気温が暖かった(暑かった)だけに、忘れそうになった寒さもやってきました。
お互いに体調管理に気をつけてまいりましょう。
 入園、進級の春から夏の活動、秋の活動をしてきた子どもたちは大切な仲間と出会い、ぶつかり合い、楽しみ、つながりあっています。
つながることはうれしいことですが、そこにある子どもたちの心には、葛藤もあり行き違いもあります。子どもたちなりに、その経験を通してお互いの思いや考えの違いに気づき、時に、受け入れます。
様々な思いが行き交い、クラスという大家族ならではの悩みが生まれます。そのことをしっかりと受けとめすぎて辛くなる子、ついつい張り切りすぎる子、いとも簡単に切り替えも早く楽しむ子の姿を見ながら、びっくりするほどの変化と成長に富んだこの時期の子どもたちだと思います。子どもたちの違いがわかるゆえに保育者も悩み、寄り添います。人間同士ですからなかなかうまくいかないこともありますが、きっと乗り越える力をみんな神さまからいただいていると思います。その力を私たち保育者が支え、励ましつつ一緒に乗り越えていきたいと思います。そんな中で迎えるクリスマスです。
 イエス様のご降誕を祝うクリスマスです。今日も成長と希望の種をまかれた子どもたち、今日も精一杯、子どもたちの為に頑張っている保護者のみなさま、そして、保育者という仕事を与えられ、今日も祈りながら進むチーム伊幼教職員、そして背後から祈り支えて下さる教会の方々それぞれの今にイエス様の希望がひかりをくださいました。
その希望のひかりを下さるイエス様のご降誕を皆で喜び、礼拝するそんなページェントをこれからも大切にしていきたいと心から思います。

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輝くあなたのために(9)~すくいぬし~

伊集院幼稚園教諭 麦野節子

今年度は、「置かれた場所で咲きなさい」(渡辺和子著)をもとにみなさまと幸せな生き方を分かち合いたいと思います。

 幼子たちがイエスさまの降誕のよろこびを皆さんにお伝えしようと、懸命にページェントの練習に励んでいます。

イエスさまは御殿ではなく馬小屋で生まれ、飼い葉桶のベッドに藁のお布団でした。
イエスさまのお生まれをはじめに聞いたのは世の人々から蔑まれ悲しい思いの羊飼いさんたちでした。
この知らせは羊飼いさんたちに希望とよろこびを与えてくれました。

あなたがとっても苦しい時、悲しい時、イエスさまは
救い主としてあなたの傍におられます。
幼子たちと共にお祝い致しましょう。
イエスさま、おめでとうございます。



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