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幼稚園だより(月報) 2015年7月


7月
聖句「成長させて下さったのは神です」

伊集院キリスト教会 牧師・園長 麦野達一

 ある人が言った言葉です。「子どもは親の期待を裏切りながら成長する。」つくづくそうだなあと思います。私達夫婦は子どもの頃からずっと音楽を続けてきました。それぞれに楽器を演奏しますし、大学でも音楽を学びました。そもそも出会ったのも私のホルンの伴奏を妻がしてくれたのがきっかけですから、私達夫婦にとって音楽はなくてはならないものです。音楽のない生活など考えられませんし、音楽のない夫婦関係も想像できません。なので子どもが与えられた時には、家族でバンドを組んで神様を賛美することを夢見たものでした。いろいろな教会に出かけて行ってファミリーバンドで演奏することが私達家族に神様が与えてくださっている「王道」だろうと思っていました。
 しかし親の期待通りに物事は進まないものです。我が家の三人の子どもたちの生活の中に「聴いて楽しむ」以外の音楽の要素はなく、楽器に興味を持つことも、練習することもありません。それどころか両親とも全く無縁の世界だったスポーツまっしぐらです。長男は高校の自転車部、次男は中学のソフトテニス部、三男は野球チームで練習に打ち込む日々です。両親の期待とは全く違った道をそれぞれに進んでいます。両親はというと、慣れないスポーツの世界に戸惑いながらもできる範囲で子どもたちのサポートをしています。
 最初はわからないことだらけでしたが、学校の先生や保護者の方々、指導者の方々との出会いによって少しずつスポーツの世界が見えてきました。そしてそこには音楽の世界にも負けない素敵な世界があることに気付かされました。それまで疎遠だったスポーツの世界が、子どもによって身近になってきたのです。そして何より子どもたちはその世界で楽しみ、生き生きとしています。努力が実ってそれなりの実績も残せるようになりました。ますますスポーツが楽しくなることでしょう。
 こんな子どもの成長、全く予想もしていませんでした。しかし思えばそれが「親の期待」を超えた「神様の計画」だったのかと思わされます。たとえ親の計画や期待が裏切られても心配ありません。「成長させるのは私だ」と言われる神様が最高の道を子どもたちに備えていて下さいますから。親は祈りつつ見守りましょう。

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7月のテーマ「やってみる」

伊集院幼稚園主任教諭 美園実保

 昨日も雨、今日も雨、明日も雨?今年の梅雨は、昨年とはずいぶん違った久々の長雨を大人も子どもも経験させてもらっています。
「もう、何週間もお外で遊んでいないね」「ああ~思い切りお外で遊びたい」と職員間で話しているくらいですから、子どもたちの思いはもっと強いことでしょう。5月の園庭は、あんなにからからの土でしたのに、いまの園庭は、小さな島が浮かんでいるかのような水の流れが、地図を連想させます。
そんな中でも子どもたちは、神さまから頂いた楽しむ力と知恵を精一杯使って楽しんでいます。『偉いなあ』と思います。私たち保育者もそんな子どもたちの思いを心にとめて精一杯、応援していきたいと思います。
子どもたちの楽しむ力が、この3ヶ月を一緒に過ごしてきて生まれて来た安心感を土台に『やってみよう』という気持ちを生み出すのだと思います。
『子どもの園』(Kindergarten日本では、幼稚園と訳されました)を創始したあのフレーベルは、教育遊具を使うだけの施設ではなく、晴れた日には、屋外で遊び、隣接する森で生命に関わったり、散歩や自然環境に関わる活動を大切にする「生命を伝える保育」を伝えました。
この事を私たち保育者は、キリスト教保育誌(7月号)から学んでいます。
そのフレーベルが、「まず、やってみて、それから考え、また、やってみる」という保育方法を勧めました。大人になった私たちは計画を立ててから実行しますが、身体で考える子どもたちには、合っていないと教えてくれます。それに加え、同じ遊び、同じ絵本を、何回も読みたがったり、何回もしたがるのには、理由があるのだそうです。繰り返すことの大切さの中に心の安定があるからだと執筆者の庄司泰弘先生が伝えています。
 さて、ひかりの子まつりも近づいて参りました。役員のお母様方を中心に精一杯準備しています。その中で、それぞれに忙しさを抱える日常にもかかわらず役員のお母様方が、「今年やってみようと思います」との言葉に私自身、何回も励まされました。お父様方も子どもたちの為に、そして、愛する奥さまの為に応援よろしくお願いしますね。祈りつつ、楽しみつつ進んで参りましょう。

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輝くあなたのために(4)~ほほえみ~

伊集院幼稚園教諭 麦野節子

今年度は、「置かれた場所で咲きなさい」(渡辺和子著)をもとにみなさまと幸せな生き方を分かち合いたいと思います。

赤ちゃんがいると そこにはほほえみが生まれる。
ほほえみつつ おっぱいをのませる
ほほえみつつ 語りかける

子どもが大きくなるにつれて ほほえみがへってくる
いつのまにか文句ばかりいうママに変身

幼な子はほほえむ先生が大好きだ
ほほえみにはすーっととびこませる魔法があるみたい
ジャンプして、だっこ、おんぶとせまってくる

あなたは今 ほほえんでいますか
他人にはほほえんでも 家族には忘れていませんか
夫こそあなたのほほえみを待っています
子どもたちこそあなたのほほえみを待っています

でもほほえめない時がある。不安、いらいら、体調不良そんな時には、ほほえめない自分をよしよしとなぐさめてあげましょう。そのまんまのあなたのことを神さまはちゃんとご存知で、なぐさめ主としてあなたのそばにおられますよ。



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