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幼稚園だより(月報) 2015年5月


5月
聖句「互いに愛し合いなさい」

伊集院キリスト教会 牧師・園長 麦野達一

 クイズを出します。「天国にあって地獄にないものな〜んだ?」

 聖書の話ではないのですが、こんな話があります。天国にも地獄にもそれぞれ住人がいますが、天国と地獄では同じものが用意されているのだそうです。それは豪華な食事と1メートルはある長いスプーンです。地獄の住人たちはそのスプーンを使って「自分の」口に食事を運ぼうとしますが、スプーンが長すぎて全く口には届きません。結局地獄の住人たちは豪華な食事を前にしているにもかかわらず、一口も食べることができませんでした。一方天国の住人たちは長いスプーンを使ってテーブルの向かい側の「相手の」口に食事を運びます。すると食べさせてもらった方が食べさせてくれた方の口に食事を運ぶのです。そうして天国の住人たちは豪華な食事を残らず美味しく食べることができました。
 天国にあって地獄になかったものは「愛」です。それも自分への内向きの愛ではなく、相手への外向きの愛です。この愛のあるなしが満腹か空腹かの差になりました。人は一人では生きていくことができません。そんな人間にイエス様は言います。「互いに愛し合いなさい」これは偉い人が掲げたお題目ではありません。そうできたらいいのに、という目標でもありません。実は互いに愛し合うことは私たちが生きていく上で欠かすことのできない、必要事項なのです。私たちは他者の存在を必要としています。他者がいなければ生きていくことができないのが人間なのです。
 ただ、自分の「思うように」愛し合うことができないのも人間です。それは人にはそれぞれの愛し方があり、愛され方があるからです。だからイエス様は言います。「私が愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」って。聖書はイエス様を通して愛し方のお手本を示します。それは無条件の愛。人を愛するがゆえに十字架にまでかかられて、人の罪を受け取ってくださったのがイエス様です。そのイエス様の愛を受けて、大人も子どもも愛し合う生き方に挑戦していきましょう。

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5月のテーマ「おもしろい」

伊集院幼稚園主任教諭 美園実保

 幼稚園の園舎の上の方にすずめが、立派なお家を作っています。子すずめがいるのでしょう。親すずめは何回も飛び立ってえさ探しにでかけます。
毎朝、チュンチュンさえずって子どもたちの近くに来てくれます。
先日、廊下に迷い込んでしまったすずめを子どもたちが、必死にお外に出られるように窓を開けてあげ無事、お外に飛び立った様子に歓声があがりました。
4月の幼稚園スタートに、先生、お友だち、お友だちの家族、そしてすずめの家族、ダンゴムシの家族等、たくさんの嬉しい出会いがありましたよ。
神様、素晴らしい出会いをありがとうございます。
昨年の4月は、新入園児さんとして慣れない事だらけだったお友だちが、立派な在園児さんとして今年の新入園さんに寄り添う姿に心から成長を感じます。
今泣いているお友だち、今頑張っているお友だちの姿にも、きっと来年の今頃、大きな成長に、胸打たれることでしょう。
また、5月の連休に少しホッと出来る時が子どもたちにも、保護者にもそして、保育者にも与えられます。体を休めたり、ご家族で楽しくリフレッシュしてお過ごし下さい。連休明けと同時に降園時間も14時スタートです。行きつ戻りつしながらも、たくさんの「おもしろい」を幼稚園のあらゆる場所、時、ふれあいの中で繋いで行けるよう私たち保育者も見守っていきたいと思います。
5月の身近な自然が、太陽の日射しと共に子どもたちのおもしろい!!を後押ししてくれます。園庭で命あるものに出会い、心から楽しみ、たくさんの発見をしていくことでしょう。草花、ダンゴムシ、あり、昆虫と鳥、種や苗等、命あるものと子どもたちが一緒に過ごせる時、心が動くのだと思います。園庭で一緒に遊ぶ中で、私たちのアンテナをはるかに超えた子どもたちの「おもしろい」と出会えることを楽しみにしたいと思います。
 そして、いろいろな場面で一緒に祈ることの繰り返しが園生活の中心にあることで、私たちは神さまの大きな家族となり、目には見えなくても深い安心感で包まれていることを実感しつつ、眩しい5月を進んでいきたいと心から思います。

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輝くあなたなのために(2)~働くこと~

伊集院幼稚園教諭 麦野節子

今年度は、「置かれた場所で咲きなさい」(渡辺和子著)をもとにみなさまと幸せな生き方を分かち合いたいと思います。

  子育て真っ最中のパパとママはとにかく忙しい。その上に両親とも働いていれば尚のこと。私もそんな時期がありました。今は夫婦二人のゆったりとした生活です。
ああ忙しいひまがないの“ひま”は「日間」日の光のさしこむ間の意味で、私たちの心が働くことでびっしり詰まっている時、そこには日の光がさしこむすき間がありません。忙しさには字が示すように、心を亡ぼしゆとりを失わせる危険が伴います。
パパ、ママと呼ぶわが子の声になあにと応えてあげましょう。ちょっと深呼吸してみましょう。ほんの少し我に帰る時を持ちましょう。私にとってはそれは神への祈りですが、そこで我にかえり慰めと励ましを与えられつつ今日まできました。
働けることは幸せなことですね。
でもね、ゆとりも忘れないでくださいね。



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