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幼稚園だより(月報) 2015年2月


2月
今月の主題「気づきあう」

伊集院幼稚園主任教諭 美園実保

 1年のうちで最も寒い季節がやってきました。私たち保育者も子どもたちの元気に励まされ、冷たい風も吹き飛ばしながら外遊びにでかけます。
 先日、光の子まつりの益金で子どもたちのクリスマスプレゼントとしてふわふわサッカーボールを購入し、早速、園庭で使用しています。本当にありがとうございます。10個購入できましたのでボールを蹴りながら追いかける子どもの姿が元気にあふれ、とても嬉嬉としています。
 このサッカーボールが子どもたちをチームワークの遊びにつなげてくれたことに気づきました。ある年少の男の子が、実に楽しそうに一人でボールを蹴っては追いかけ、蹴っては追いかけを繰り返していましたが、年長の男の子がサッカーゴールと組み合わせて試合形式で遊びはじめました。その年少の男の子、ジーっと見つめながら自分も仲間に入りたくて横からボールをキックしつつ行動で勝手に参加。その年少の男の子に気づいた年長の男の子たちは、なんと言ったでしょうか? 「やめて~」ではありませんでした。「◯◯ちゃん、すごい上手だね。これ、キックしてごらん」とマンツーマン指導が始まりました。大喜びの年少の男の子、はりきってゴール目指して蹴ります。これが、ほんとに上手。ゴールを外したボール拾いにすかさず走り、何度もボールを戻します。いつの間にか、しっかり年長さんの仲間に入って先生を呼ぶことなく30分以上このサッカーチームは成立し、途中で休憩を入れつつもずーっとサッカーをし続けました。4月から一緒に園生活を積み重ねてきた縦割り保育ならではの仲間との関係があってこそだなあと子どもたちのやりとりに感動でいつぱいになりました。そして園生活のいろんな場面で子どもたちの成長を感じ、職員間でも子どもたちの成長を語り合え、気づきあえる2月でもあります。そして何より成長させて下さる神さまに感謝の気持ちでいっぱいになる2月です。
 まだまだ寒く、インフルエンザの嵐がいろんなところで猛威をふるっています。どのクラスも、お休みの子どもたちのことを覚えて神さまにお祈りしています。
どうぞ、ご家庭にあってもまずは、ご自愛くださいませ。祈っています。

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聖句「動かされないようにしっかり立ち、主の業に励みなさい。」


伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 1月20日の午後、衝撃のニュースが日本中を駆け巡りました。「イスラム国」と称するグループに二人の日本人が拘束され、2億ドルの身代金を72時間以内に支払わないと二人を殺害するともとれる脅迫のメッセージが世界中に発信されたのです。そこにはオレンジ色の囚人服を着せられ、砂漠に膝をついてカメラを直視している二人の日本人、そして左手にナイフを持って脅迫の言葉を語る黒ずくめの男が映っていました。その後、捕虜の一人は殺害され(彼らの発表と写真によると)、捕虜解放の条件も2億ドルからヨルダンに拘束されているテロの実行犯の保釈に変更されました。この文章を書いている段階ではまだ決着はついていません。一刻も早い無事の解放を祈るばかりです。
 現在捉えられている後藤健二さんはこれまで長い間紛争地に赴き、現地の人々、特に子どもたちや兵士ではない一般の人たちの生活ぶりをリポートすることで戦争の現実を世界に発信してきました。彼の目線は常に弱い者、小さい者に向いていたと言います。なのに今、喉元に刃を突き付けられている状況の中で彼は何を思っているでしょうか?聖書は語ります。「動かされないようにしっかり立ち主の業に励みなさい。」クリスチャンである後藤さんはこれまでも数々の困難の中を主の業に懸命に励んできたことでしょう。
 第2次世界大戦の頃、ナチスドイツ打倒を目指しヒットラー暗殺計画に加わった容疑で捉えられたボンヘッファーという牧師がいました。彼もナチスの牢獄という絶望的な状況の中でしたが、婚約者に次のような手紙を書いて送っています。「善き力にわれ囲まれ、守り慰められて、世の悩み共にわかち、新しい日を望もう。過ぎた日々の悩み重く、なおのしかかる時も、さわぎ立つ心しずめ、み旨に従いゆく。善き力に守られつつ、来るべき時を待とう。夜も朝もいつも神は、われらと共にいます」(新生賛美歌73番)今は賛美歌として歌われているこの手紙は多くの者に励ましと希望を与えています。いま神様が後藤さんと共におられることを信じます。後藤さん、湯川さんのために、そしてご家族のために皆で祈りましょう。

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生きるためのひとこと「なんとかなる」

伊集院幼稚園教諭 麦野節子

 子育て中、子どもが不登校になったら、親はどうしたものかと悩み苦しみながらも、なんとかなるの思いの中で試行錯誤しつつがんばります。
 突然、癌の宣告。あなたは余命4ヶ月と言われたら頭は真っ白、生きた心地はしません。とにかく手術しなんとかなると覚悟し病と闘います。
「なんとかなる」そこには神さまは全てを益にして下さるという思いと、神さまからの「大丈夫、全てをゆだねなさい。全てよい方向に向かいますよ」の無言の励ましのようにも思えます。
神さまはいつもあなたのそばにおられます。祈りつつ希望の中で生きてゆきたいものですね。



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