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幼稚園だより(月報) 2013年3月


3月
今月の主題「ありがとう」

伊集院幼稚園主任教諭 麦野節子

 “ありがとう”、いい言葉ですね、嬉しくなる言葉ですね。職場体験で一週間過ごした高校生が伊集院幼稚園の子どもたちは、私が何かするとすぐにありがとうと言ってくれてうれしかった、みんないい子だねと言い、それを聞かされた私もうれしくなりました。
あっという間の一年でしたね。見事に成長した子どもたちを見ていると、ありがとうの思いでいっぱいになります。それはまず神さまに、育てて下さってありがとう。次は伊集院幼稚園に我が子を託して下さった保護者の皆様方に、そしてそしてかわいい子どもたちに。
幼稚園はキンダーガーテンと言われますが、まさにそのとおり。幼稚園の庭は、毎日が花園です。美しい花、かわいい花、かぐわしい花を見ていると生きる力や喜び、勇気、なぐさめ、励ましを与えられますが、幼子はこの花と同じように我々大人にそのかわいい存在そのもので生きる力や喜びを与えてくれます。
イエスさまは、幼子を私のもとに来させなさいと言われ幼子を抱き祝福の祈りをして下さいました。イエスさまは、幼子の中に純粋な愛や疑うことを知らないまっすぐな信頼の思いや信じる心のあることをご存じだったと思います。じっと見つめる澄んだ瞳、「先生一緒にこまをしよう」と待ってくれる子どもたち、先生の励ましに応えて一生懸命がんばる子どもたち、助け合い仲間に入れて一緒に遊ぶ子どもたち、その鋭い感性で真偽を見抜き、優しさに満ち、信頼に応えてくれる子どもたちです。
三学期になると聞く力も育ちました。礼拝の時間静かに聖書のお話を聞くことができます。一年生になる青帽子さんは、小学校に行っても先生の目をしっかり見て、よく聞いて勉強もよくできることでしょう。楽しみです。
一学期、三輪車の取りあいがしょっちゅうありましたが、今では互いに譲り合い、待つことができます。これも成長ですね。ある老人は、周りの者の手助けにいつもありがとう、ありがとうの連発。手助けする者はその言葉になぐさめられ、疲れを癒されました。“ありがとう”は魔法の言葉だとつくづく思います。

最後に神さまからの皆様へのメッセージです。
「子どもたちを愛してお世話をしてくれてありがとう!」この神さまからのメッセージを喜びつつ、益々愛の豊かな人へと成長してゆきたいものですね。

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聖句「光の子として歩みなさい」

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 1月に日本バプテスト連盟に所属する伝道所が教会として自立し、その感謝礼拝があったため沖縄を訪れてきました。日本全国から多くの方が祝福に駆けつけ、新たな教会の誕生を喜び合いました。次の日、伊集院教会から参加したメンバーと共に、沖縄本島を半周しました。訪れたのは辺野古、道の駅かでな、佐喜眞美術館でした。辺野古は普天間基地に変わる新基地建設が予定されている美しい海、道の駅かでなは米軍嘉手納基地の目の前にあり、時折戦闘機の爆音が響きます。そして佐喜眞美術館は普天間基地の真横にあり、丸木位里・丸木俊作の「沖縄戦の図」が常設展示してあります。その普天間基地には安全性が指摘されているオスプレイが当たり前のように並んでいました。観光の島、天然の自然資源が豊かな沖縄のもう一つの側面を目の当たりにしました。
 アジア太平洋戦争唯一の地上戦が行われた沖縄は、戦後も米軍基地を一手に引き受け、多くの傷を負ってきました。それは今なお変わる事なく存在し、新基地建設で将来にわたって米軍基地は存続しようとしています。沖縄の人たちには見えないのです。あの琉球王朝時代、武力を保持する事なく近隣の国々と友好関係を築き、交易をしていた時代の姿を。訪れる人は見知らぬ人であってもお茶を出してもてなしていた平和な姿を見る事が出来ないでいます。
 闇の中で物を見るためには光が必要です。私たち自身の中に光はありません。私たちは光を外からいただいて初めて見る事が出来ます。私たちの人生においても先の見えない闇のような時を過ごす事があります。巣立っていく年長児はこれから小学生、中学生と成長する中で多くの困難を経験するでしょう。そんなとき幼稚園で数限りなく口にしたこの言葉を思い起こして欲しいのです。「光の子として歩みなさい」一人一人の子どもたちは、そして大人たちもイエス・キリストの光に守られている事を。イエス・キリストは十字架の光で私たちの歩みを照らして下さる事を。そしてその光は一人一人の心の中にあり、輝く事が出来る事を。その光を一人一人が輝かせようとする時、世界が動き沖縄の人々はかつての平和な島を「見る」ことができるかもしれません。この「わたし」も光になる事が出来るのです。

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子どものさんびといのり

幼稚園で子どもたちが月々に歌うさんびかと祈りをご紹介します。
どうぞご家庭でもさんびし、子どもと共にお祈りして下さい。

さんびか「つくしのように」
  1.つくしのようにすくすくと
    主イエスの子どもよ のびてゆけ
  2.めだかのようにすいすいと
    主イエスの子どもよ すすみゆけ
  3.ひばりのようにそらたかく
    主イエスの子どもよ のびてゆけ
  4.すみれのようにあいらしく
    主イエスの子どもよ さきにおえ


さんびか「ひかり ひかり」
  1.ひかり ひかり わたくしたちは
    ひかりのこども
    ひかりのように あかるいこども
    いつもあかるく うたいましょう
  2.ひかり ひかり わたくしたちは
    ひかりのこども
    ひかりのように げんきなこども
    いつもげんきで あそびましょう
  3.ひかり ひかり わたくしたちは
    ひかりのこども
    ひかりのように ただしいこども
    いつもただしく はげみましょう


      いのり
  かみさま こんなに おおきくなりました
  おとうさん おかあさんをありがとう
  せんせい おともだちをありがとう
  かみさま ほんとに ありがとう



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