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幼稚園だより(月報) 2013年2月


2月
今月の主題「わぁ、すごいね」

伊集院幼稚園主任教諭 麦野節子

 誰でも叱られるよりもほめられるほうが好きです。ほめ言葉のスリーエス(3S)は“すごい、すばらしい、さすが”だそうです。
今月の主題「わぁ、すごいね」もほめ言葉の一つですね。「わぁ、すごいね」と相手を認めることのできる子どもには、自己肯定感が育っています。心の中に自己肯定感(幸せだな、愛されている、生きるって楽しいの思い)がしっかり育っている子どもは、本当に幸せな子どもだと思います。これからの人生の荒波を乗り越えてゆける力になるからです。一見ひ弱そうに見えても愛されているという土台は、その子どもの前向きに生きようとする力となっていると思います。まずはご家庭でお父さんお母さんから無条件にありのままの自分を受け入れられ愛されると肯定感は育ちます。幼稚園ではいろんな大人(園で働く全てのスタッフ)と関わり受け入れ愛されて育ちます。
 今こまあそびに夢中な子どもたちがいます。何度もチャレンジして、できなくて、がっかりして、励まされて、がんばって、ついにできるようになって、すごいねと言われ抱きしめられて大満足です。こまだけでなく羽根つき、けん玉なども難しいあそびですが、がんばる力をほめられ、できた時にはわぁすごいねとほめられています。幼稚園には、同年齢、異年齢のお友だちがいます。自由あそびの中で自分のやりたいあそびをお友だちとしながら、自分の気持ちを伝え、相手の気持ちを汲み取り、一緒に遊ぶ楽しさ、互いに受け入れあえる喜びを感じること、それが子ども同士の中で育つ肯定感だと思います。
 今どのクラスも生活発表会に向かって一生懸命にストーリーを考え、どのように自己表現をしてお父さんお母さんに成長を喜んでいただけるかなと思いつつ取り組んでいます。自分はうさぎ、花屋さん、恐竜になるなど話題になっていることでしょう。表現は拙くても一生懸命に伝えようとしている我が子の姿をどうぞ温かく見てほめてあげてくださいね。また年長さんは、午前中、午後と年長さんだけの時間であることに取り組んでいます。どうぞお楽しみに!
 日々の礼拝の中で、子どもたちは賛美しみ言葉を聞き神さまに愛され守られていることに気づいてゆきます。賛美は神さまへの呼びかけであり神さまの恵みを感謝し喜びに満たされます。祈りは神さまとの対話であり神と共に生きることの素晴らしさを体験し自分を肯定的に受けとめてゆきます。我々大人は、わぁすごいね、こんな素晴らしい子どもたちを与えられていると神さまに感謝しつつ共に過ごしてゆきたいものです。

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聖句「動かされないようにしっかり立ち、主の業に常に励みなさい。」

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 私たちは人生において何を一番恐れているでしょう?恐れを抱くと心が動きます。落ち着かず、夜も眠れない。まるで恐怖に全身をがっちりとつかまれて、ぐらぐらと揺らされているようです。人間が抱く恐れの中で最大のものは死に対する恐れでしょう。なぜなら死というのは誰もが経験する逃れる事の出来ない事実だからです。社会で成功しこの世で味わえる最大の栄誉を手にした人にも、全く誰からも顧みられず地面を這いつくばるようにして生きた人にも、この世における最後の瞬間というのは平等に訪れます。そしてその先の事は誰にも分かりません。なにせ「あちら」の世界に行って帰ってきた人はいないのですから分かりっこないのです。
 今月の聖句の「動かされないようにしっかり立ち主の業に励みなさい。」のすぐ前にはこんな言葉が記されてあります。「死は勝利にのみ込まれた。死よ、お前の勝利はどこにあるのか。死よ、お前のとげはどこにあるのか。」死というものが擬人化され、それが打ち破られたというのです。この人類最大の敵である死を打ち倒したのがイエス・キリストであると聖書は語ります。人を恐怖でがんじがらめにする死から人を解放し、希望を与えるのがイエス・キリストです。キリスト教はこのイエスを救い主と信じます。小さな赤ん坊というおよそ英雄らしからぬ姿でこの世に登場した救い主は、やはり十字架刑という普通の英雄なら絶対に経験しない方法で処刑されてしまいます。
 しかしこの小さく惨めな姿にこそイエス・キリストが救い主である事の根拠があります。この救い主は上から人々を眺め命令するのではなく、人と同じ低みを経験し、その中から復活され命を与えます。つまりこの救い主は人の痛み、恐れを理解された上で、人と共にあり、人をつかまえていて下さるのです。そしてその力は最大の敵である死よりも強いのですから、最強です。この主がしっかりとつかまえていて下さるので、私たちは何が起こってもぐらぐらしなくて良いのです。
 幼稚園では毎週の礼拝で、このイエス様が一人一人の子どもたちを守り、助けて下さる事を伝えます。だから子どもたちは堂々と、自信を持って「主の業」に励む事が出来るのです。そしてそんな子どもたちの言葉やふるまいは、私たち大人の心を感動で動かすのです。

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子どものさんびといのり

幼稚園で子どもたちが月々に歌うさんびかと祈りをご紹介します。
どうぞご家庭でもさんびし、子どもと共にお祈りして下さい。

さんびか「主イエスと共に」
  主イエスと共に歩きましょう どこまでも
  主イエスと共に歩きましょう いつも
  うれしいときも かなしいときも
  あるきましょう どこまでも
  うれしいときも かなしいときも
  あるきましょう いつも


さんびか「どんどこ どんどこ」
  どんどこ どんどこ あるいてゆけば
  どんどこ どんどこ ともだちがきて
  どんどこ どんどこ ふたりになって
  きみもわらって ぼくもわらって
  かみさまのこどもになって
  どんどこ どんどこ あるいてゆけば


      いのり
  かみさま
  さむいまいにちですが
  おひさまといっしょにあそべてうれしいです
  おともだちとがんばるちからをくださって
  ありがとうございます



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