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幼稚園だより(月報) 2012年10月


10月
今月の主題「おもしろいよ おもしろいね」

伊集院幼稚園主任教諭 麦野節子

 九月になっていちょうの木にブランコがかけられ、それに乗りたくて順番待ちです。おもしろい反面、危険も伴うので、三つの約束①先生と一緒に ②順番を待つ ③柵の中に入らない があります。
ビューンと風を切ってゆれるブランコは、子どもたちの心に解放感とたのしさを与えてくれます。以前やっていた木登りも始まりました。登りやすいように、木の横にロープがありますが、やる気と根気がないと登れません。伊集院幼稚園では昔から木登りが盛んで、私も若かりし頃は、このいちょうの木のてっぺんまで登ったものです。昔の子どもたちは今よりもたくましく何人もてっぺんまで登っていました。爽快・満足感を味わいつつヤッホーと園庭の子どもたちにコール、それに応える羨ましそうな子どもたち。冬になると葉が全て落ちて登りやすくなります。さて今年はどの子がどこまで登るのでしょうか。木登りも必ず先生と一緒です。おしろい花でのピンクのジュース作りも盛んです。花を摘んでおわんの中に水と一緒に入れ、手でくちゃくちゃとつぶし、色が出てくるとざるでこしてペットボトルに入れピーチジュースの出来上がり。友だちとおしゃべりしながら作るたのしさ、でき上がったときの共感し合える喜びがそこにはあります。おもしろいよ、おもしろいねと語り合っているようです。泥だんご作りも盛んです。裸足になってペタペタの感触を味わい、洋服が泥んこになるのもかまわずおしゃべりしながらたのしんでいます。幼児期、テレビやゲームでは味わえないこんな五感をたのしめるあそびをいっぱい体験してほしいものです。
いよいよ光の子大会を前にして各年齢毎に本当によくがんばっています。年齢別だよりNo1を通してそれぞれの取り組みの意図がお分かり頂けたと思います。年長さんは只今とび箱にチャレンジ中です。この跳び箱へのチャレンジで子どもたちはさまざまな葛藤を覚えつつ成長しています。跳べない、跳べるかな、がんばろう、跳べた、うれしい、やったー、あの子は跳べた、ぼくはまだ、あの子いいな、ぼくもがんばろう、大丈夫、がんばれの声援も出てきます。跳べなかったお友だちが跳べるようになると、先生からヤッターと抱きしめられ、子どもたちからも良かったねと声をかけられます。
喜ぶ者と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい(聖書ローマ12:15)のみ言葉の中に生きている子どもたちの姿があります。大会は目の前です。保護者の皆さん、当日ケガをしないように体調を万全に整えて下さいね。子どもたちには、おいしいお食事と早寝早起きをよろしくお願い致します。

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聖句「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 私たちの人生は「なぜ?」の連続です。「なぜこんなことが起こるのか?」「なぜこんな気持ちを味わうのか?」そしてそれは子育ての中でも如実に現れるでしょう。「なぜこの子は泣き止まないのか?」に始まり、「なぜ言うことを聞かないのか?」「なぜご飯を食べるのが遅いのか?」「なぜありがとうを言わない(言えない)のか?」などなど数え上げたらキリがありません。子育てとは偉大な「なぜ」への挑戦と言って良いかもしれません。その挑戦に立ち向かわざるを得ない親というのは全く大変な役割です。
 でも違った方向から「なぜ?」を問いかけることも出来ます。「なぜこの子はこんなにかわいいのだろう?」「なぜ寝顔を見るとほっとするのだろう?」「なぜ子どもの笑顔は自分をこんなにも元気にしてくれるのだろう?」先ほどの「なぜ?」がネガティブな「なぜ?」だとすれば、これらの「なぜ?」はポジティブな「なぜ?」です。同じ事柄(子育て)でも視点を変えるだけでずいぶんと見方も印象も変わるものです。
 聖書の言葉はこう語ります。「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい。」大震災があり、原発事故もある、経済は全く改善の兆しが見られない、国と国の関係は悪化する一方のこの世の中で能天気に「いつも喜んで」なんかいられない、と思うでしょうか。でも視点を変えてみるだけでネガティブがポジティブに変わるように、嫌なことばかりにしか見えない世の中にも少しは良いことがあるでしょう。だから聖書は「祈りなさい」と言うのです。しかも「絶えず」です。よけいなことを考えずに祈りに集中すると、良い考え、思いが与えられます。そして真っ暗だと思っていたものがグレーに、やがては白く見えてくるでしょう。そうすると、もう感謝の世界です。人の世界には100%はありません。1年365日、ずっと真っ暗ということはないのです。祈りの中で小さな喜びに感謝することが出来れば、それこそがハッピーな人生ではないでしょうか?

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子どものさんびといのり

幼稚園で子どもたちが月々に歌うさんびかと祈りをご紹介します。
どうぞご家庭でもさんびし、子どもと共にお祈りして下さい。

さんびか「いつもよろこんでいなさい」
1 いつもよろこんでいなさい
  いつもよろこんでいなさい
  いつもよろこんでいなさい
  よろこんで よろこんで よろこんでいなさい

2 たえず祈りなさい
  たえず祈りなさい
  たえず祈りなさい
  祈り 祈り 祈りなさい

3 すべてかんしゃしなさい
  すべてかんしゃしなさい
  すべてかんしゃしなさい
  かんしゃ かんしゃ かんしゃしなさい


さんびか「きみが好きだって」
  かみさま下さい 元気な力を
  みんなといっしょに あそぶ力を
  かみさま下さい 助ける力を
  みんなといっしょに 助ける力を
  かみさま下さい 信じる力を
  みんなといっしょに 生きる力を


      いのり
てんのかみさま
きょうは たくさんあそべて
ありがとうございます。
かえりをまもってください
このおいのりを イエスさまのみなによって
おささげいたします アーメン



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