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幼稚園だより(月報) 2011年6月


6月
今月の主題「見つける」

伊集院幼稚園主任教諭 麦野節子

 ほとんどの子どもたちは、園生活が分かってきて、朝の一連の仕事(カバンかけ、タオルかけ、シール貼りなど)もさっさと済ませて遊び始めます。4月5月と本当によく園庭で遊びました。子どもたちの能力はすばらしく、乗り物(三輪車・スケーター・バランスローラー)に乗れなかった子どもたちも、いつの間にか上手く乗れるようになり、園庭をスイスイと走り回っています。自由遊びの中で、乗りたいと心が動き、考え、実践を繰り返すうちに乗れるようになったんですね。自慢げに乗っている子どもたちもいますが、乗りたいのに代わってくれない貸してくれないとブツブツとつぶやいている子どもたちもいます。早く乗りたいけれど子どもたちは、自分の力だけではどうにもならずに、「先生、あれに乗りたい」と先生に助けを求めてきます。まずは、乗りたい気持ちを受けとめ、「乗りたいんだねー、じゃ先生と探そう」、「どこにもないね」、「それじゃ代わってって言ってみよう」蚊のなくような声で「代わって、貸して」と言っても「今乗ったばかりだからだめ」と言われ半べそ状態。「それじゃまた探そう」よく見ると乗り捨てられた三輪車があり「あった、あった、あれに乗ろう」でめでたく乗れました。お家だったら、すぐにかなうことも幼稚園ではなかなかできず、我慢、忍耐が必要となってきます。自分の気持ちを先生に伝え友だちに伝えるよいチャンスです。
 さて6月のテーマは「みつける」です。もうすでに園生活の中にいろんな楽しいことをみつけてきました。まずだんご虫とり、園庭のあちこちに居て、どこに居るとよく知っています。かみつかないし、くるっと丸くなってかわいいだんご虫は安心してさわれる虫です。初め怖々でさわれなくてもだんだんさわれるようになり、つかまえられるようになります。次は泥だんご作り、毎年毎年くりかえされています。どこの土をどのくらいの水を入れて丸めたらよいのか、次にどこの砂をまぶしたらよいのかと試行錯誤を繰り返し上手くなると、他の友だちにも教えてくれます。子ども同士の関わりも多く見られるようになりました。子どもが人と関わるようになるためには、まず自分が周りの人に温かく見守られていると感じその安心感から人を信頼するようになります。その人への信頼が土台となって人と関わってゆけるようになります。子どもは模倣で育ち、豊かな感性で物事をとらえてゆきます。各ご家庭で日頃から温かい言葉(おはよう、どうぞ、お先に、ありがとう、など)交わし合いましょう。人との関わりで必要な言葉(入れて、代わって、かしてね、またね、ごめんね)は、その時その時に教えてあげましょう。
 菜園係の方々が雨の中、いも畑に畝を作って下さいました。ありがとうございました。6月1日には、芋苗を植えます。芋苗、朝顔など自然の恵みの中で成長してゆきます。子どもたちもこの自然の恵みの中で五感を豊かに働かせつつぐんぐん成長してほしいと願っています。

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聖句「父と母を敬いなさい」

伊集院キリスト教会 牧師 麦野達一

 我が家には3人の男の子がいます。中1と小5と小2です。昨年の父の日にその3人の子どもたちが手作りのカードをプレゼントしてくれました。それぞれに趣向を凝らしてメッセージとイラストとプレゼント付きでした。カードには「パパだいすきだよ」というかわいらしいものから「パパいままでありがとう」という、「え?いままで?もう終わり?これからはいいの?」と突っ込みたくなるようなメッセージが添えられていました。どのカードも父親を思う気持ちが一杯に詰まっていて思わず「ジ〜ン」となりました。一生懸命カードを準備してくれた子どもたちに感謝したのはもちろんですが、父親へのカードを出すように促してくれた妻にも感謝しました。
 つくづく子育ては一人では出来ないのだと思わされます。もちろん状況によっては一人での子育てをしなければならない場合もあるでしょうし、一人では育てられない、ということでもありません。しかしやはり一人では大変です。父と母の両方が必要なのです。そしてもっと言えば夫婦だけでも子育ては出来ません。助け手が必要です。多くの場合、自分たちの親は頼りになります。安心して(ある意味無責任に)預けることが出来ます。でも身近に親がいない場合もあるでしょう。
 我が家の子どもたちは教会にいるたくさんの祖父母に育てられました。祖父母だけでなく、教会のお父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃん、弟に妹、教会のファミリーによって育てられたのです。父と母をはじめ互いを神から与えられた家族として「敬う」関係が教会にはあります。よかったら「教会の子育て」覗きに来ませんか?いつでも大歓迎です。

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今月のコラム

 新年度が始まり1か月半がたち、新入園児の様子も変わってきました。給食も始まり3週間。「食べない」と言って遊び続けていた子どもたちが座って待っています。少しづつですが朝の準備も自分でやり、遊んだものを片づけ、泣いてばかりいた子どもに笑顔が見られるようになりました。
子どもの成長はスゴイ☆です。1年後が楽しみです。
 しかし、自我が芽生える時ですから、お友だちとのトラブルも増えてきます。トラブルは子どもにとっては大切な経験ですが、親御さんがその様子を聞くと、重たい気持ちになることがあるのではないでしょうか。
「なんでそんなことをするの?」
「なんでそんなことをされるの?」
「親としてどうしたらいいのだろう?」
愛する自分の子どもが楽しく毎日を過ごせることを願いとても悩みますよね。私にも子どもがいますから、何度も悩み、考え、よい方法を探そうと一生懸命になる経験をしています。親として今の子どもの現状をそのまま受け止めようとしますが、「これ!」という解決の答えはなかなか見つからないのです。
 ですから私たち夫婦は神さまに祈ります。知恵を与えて下さるようにお願いします。子どもの心が落ち着いていられるよう守って下さるようお願いします。そして最後は私たち親以上に子どもを愛していて下さる神さまに全てをお委ねするのです。そうした時に神さまは答えを下さいます。神さまは子どもだけでなく親の私たちのことも愛して下さっていますから、信頼して祈ってみませんか。



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